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2023.06.21 戦略コンサルタントとは|年収・単価や必要なスキル、案件・求人を紹介

戦略コンサルタントとは|年収・単価や必要なスキル、案件・求人を紹介

「戦略コンサルタントって具体的にどういう仕事をするの?」
「戦略コンサルタントを目指したいが、どのようなスキルが必要なのかわからない」

これから戦略コンサルタントを目指す方には、このような疑問や不安を抱えている人も多いのではないでしょうか?

当記事では、戦略コンサルタントの年収・単価や必要なスキル、案件・求人などについて解説していきます。戦略コンサルタントを目指している方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

戦略コンサルタントとは?
 経営コンサルタントとの違い

戦略コンサルタントの仕事内容

戦略コンサルタントの年収・単価

戦略コンサルタントへのキャリアパス

戦略コンサルタントに求められるスキル・知識
 1. 論理的思考能力
 2. 分析・問題解決のためのフレームワーク
 3. 提案力
 4. プロフェッショナルマインド
 5. 実績・成果

戦略コンサルタントに向いている人の特徴

戦略コンサルタントに役立つ資格

戦略コンサルタントの案件・求人状況

まとめ

  

  

戦略コンサルタントとは?

戦略コンサルタントとは、専門的なスキルや知識を用いて、クライアント企業の課題を解決する仕事です。そして、業績を向上させたり、業務を効率化させる役割を果たします。

企業の経営層は往々にして、事業計画や新規事業立案など、これからの戦略について悩んでいます。そのような場合に、専門的なスキルやこれまでの経験を用いてアドバイスを行うのが、戦略コンサルタントの仕事です。アドバイスを行うだけでなく、実行までサポートすることも近年では増えています。

戦略コンサルタントは、非常に責任感のある仕事です。誤ったアドバイスをすれば、企業に経済的な損失を与えてしまうかもしれません。一方で、提案した戦略が成功すれば、大きな達成感を感じられます。やりがいのある仕事であることは間違いないでしょう。

  

経営コンサルタントとの違い

戦略コンサルタントと経営コンサルタントは、解決する課題の種類が異なります。

経営コンサルタントは、経営に関する課題を解決するのが主な仕事です。一方で、戦略コンサルタントは、クライアント企業の課題全般を解決します。戦略コンサルタントの方が解決する課題の幅が広く、多方面での知識やスキルが求められることが多いです。

ただし、コンサルティングファームによっては、この2つを明確に分類していないところもあります。

ビジネス(経営)コンサルタントとは|仕事内容や年収、必要な資格、向いている人を紹介

  

戦略コンサルタントの仕事内容

戦略コンサルタントは、基本的に以下の流れで仕事を進めていきます。

  1. 1. クライアント企業の課題分析・特定
  2. 2. 課題に関する情報の収集
  3. 3. 課題解決に向けた戦略策定
  4. 4. 戦略の実行
  5. 5. 結果の評価とさらなる改善案の提案

この業務の進め方は、他のコンサルタントと大きく変わりません。

違う点を挙げるとすると、クライアントの課題を特定する際、経営層からヒアリングを行います。他のコンサルタントと比べて高い役職の相手と対峙するため、プレッシャーを感じることがあるでしょう。

また、クライアントによって課題はさまざまであり、戦略の幅が広いのも特徴です。また、戦略に明確な答えがあるわけではないので、仮説を立てて論理的に検証することが重要になります。

  

戦略コンサルタントの年収・単価

戦略コンサルタントの年収は、役職や働き方などによって大きく異なります。

まずは、役職別に紹介していきましょう。コンサルタントの役職は5つにわかれています。それぞれの平均年収は、以下の通りです。

役職平均年収
アナリスト400~900万円
コンサルタント900~1,300万円
マネージャー1,300~2,000万円
シニアマネージャー2,000~2,500万円
パートナー3,000万円~

また、独立してフリーランスとして活躍すると、年収は高くなる傾向にあります。

フリーランスは、案件ごとに報酬を得ます。1ヶ月あたりの単価は100万円を超えるものも多く、継続して受注できれば、年収1,200万円以上は見込めます。役職が上がると案件単価も上がるため、会社員の戦略コンサルタントと比べて年収は高いです。

フリーコンサルタントになる方法や具体的な年収については、以下の記事で詳しく解説しています。

フリーコンサルタントとは|年収・単価やメリット・デメリット、案件獲得方法を解説

  

戦略コンサルタントへのキャリアパス

戦略コンサルタントへのキャリアパスは、以下の通りです。

  • ●​​新卒・第二新卒でコンサルティングファームに入社する
  • ●​​他の業界で経験を経て、転職もしくは独立する

新卒・第二新卒でコンサルティングファームに就職する場合は、戦略系コンサルティングファームを選択するのが近道です。戦略コンサルタントとして働くため、多くの経験や実績を積めます。

もちろん、戦略以外の領域のコンサルタントからも転向可能です。中でも経営コンサルタントからは比較的転向しやすいでしょう。

また、他の業界で経験を経てから、コンサルティングファームに転職もしくは独立してフリーコンサルタントになる方法もあります。たとえば、IT業界での経験があれば、IT関連の企業の戦略コンサルタントを任せてもらえる可能性があります。

  

戦略コンサルタントに求められるスキル・知識

戦略コンサルタントに求められるスキル・知識は、主に以下の5つです。

  1. 1. 論理的思考能力
  2. 2. 分析・問題解決のためのフレームワーク
  3. 3. 提案力
  4. 4. プロフェッショナルマインド
  5. 5. 実績・成果

それぞれ解説していきます。

  

1. 論理的思考能力

戦略コンサルタントには、論理的思考能力が求められます。

戦略コンサルタントは、戦略を考えて、クライアント企業の課題を解決する仕事です。その戦略を考えるためには、情報を集めて分析し、仮説を立てなければなりません。この仮説を立てる際、論理的思考能力が求められます。

また、仮説をもとに戦略を考え、その戦略をクライアントに伝える際にも、論理的思考能力が重要です。論理的に伝えることで、相手は納得感をもって戦略を承諾できるのです。

  

2. 分析・問題解決のためのフレームワーク

戦略コンサルタントが課題を特定する際に用いるのが、分析・問題解決のためのフレームワークです。これらの知識がないと、課題の特定に失敗する可能性があります。

分析・問題解決のためのフレームワークには、3C分析や4P分析、SWOT分析などがあります。また、フレームワークについて知っているだけでなく、適切なタイミングで活用できることも必要なスキルです。

  

3. 提案力

戦略コンサルタントは、クライアントの経営層に対して戦略を提案します。その提案の質が低かったり、プレゼンテーションスキルがないと、提案はなかなか通らないでしょう。戦略コンサルタントとして活躍するためには、提案力も重要です。

提案力とは、単にプレゼンテーションスキルがあるということではなく、ヒアリング力やExcel関数・マクロのスキル、資料作成スキルなども必要です。これらのスキルを総合的に上げることで、提案力を高められます。

  

4. プロフェッショナルマインド

戦略コンサルタントには、プロフェッショナルマインドが必要です。プロフェッショナルマインドは、さまざまなシチュエーションで求められます。

たとえば、クライアントとのコミュニケーションはその一例です。プロフェッショナルとして、適切かつ丁寧なやり取りを心がけなければなりません。

さらに、プロフェッショナルマインドを保つためには、自身のスキルと知識を磨き続ける必要があります。クライアント企業の業界に関する情報の収集や、足りないスキルを身につけるための学習を怠らずに行いましょう。

  

5. 実績・成果

戦略コンサルタントには、これまでの実績や成果が求められます。戦略を策定する際、データや競合情報なども重要ですが、コンサルタントとしてのこれまでの経験も欠かせません。経験や成果があることで、クライアントに対して幅広い提案ができるのです。

また、クライアントに対して信頼感を与えるためには、これまでの実績や成果が重要な要素となります。これまでのプロジェクトでの成功例や具体的な成果を示すことは、クライアントとの信頼関係を築く上で効果的です。

  

戦略コンサルタントに向いている人の特徴

戦略コンサルタントには、責任感が強く、成長・挑戦する意欲の強い人が向いています。戦略コンサルタントは、企業の経営層から依頼を受けます。経営層が解決できない問題に対して提案するため、平凡な提案ではなかなか満足してもらえないでしょう。そのため、挑戦意欲や成長意欲が重要になります。

また、戦略コンサルタントは非常に責任感のある仕事です。戦略の策定や実行に失敗すると、企業の業績が傾いてしまう可能性もあります。戦略コンサルタントは、責任感のある人に向いている仕事だといえます。

  

戦略コンサルタントに役立つ資格

戦略コンサルタントに役立つ資格は、MBAや公認会計士などです。

MBAとは、大学院で経営学を修了した人に与えられる学位です。ビジネスの専門知識を深めたり、リーダーシップ能力を養えます。

公認会計士とは、主に企業の監査・税務を行う仕事です。公認会計士の資格があることで、クライアントの会計におけるサポートができるでしょう。

これらの資格を取得することで、コンサルタント自身のスキルや知識を高めるだけでなく、クライアントに信頼感を与えられます。

  

戦略コンサルタントの案件・求人状況

戦略コンサルタントの案件や求人は増加しています。日々ビジネスは複雑化しており、その変化のスピードはますます加速しています。専門的な知識がないとビジネスの判断を誤る可能性があるため、戦略コンサルタントの需要は増しているのです。

戦略コンサルタントの案件・求人を探す方法は、大きく2つあります。一つ目は、求人サイトを利用する方法です。一般的な求人サイトではなく 、専門的な転職エージェントや紹介サービスを利用するのがいいでしょう。一般的な求人サイトでは、採用情報が少なく、見つけにくいです。

二つ目は、PODなどの案件マッチングサービスを利用する方法です。PODでは、フリーコンサルタント向けに、企業からの案件を紹介しています。サポートが手厚く、初めて案件を獲得する方でも安心して利用いただけます。

  

まとめ

当記事では、戦略コンサルタントの仕事内容や年収、必要なスキルなどを紹介しました。戦略コンサルタントは非常に責任感のある仕事であり、プロフェッショナルマインドやこれまでの実績・成果が求められます。大変なことも多いですが、プロジェクトが成功したときの達成感はひとしおでしょう。

戦略コンサルタントは、独立してフリーランスとして活躍すれば、さらなる年収アップが見込めます。フリーランスとして案件を探す際には、ぜひPODをご活用ください。手厚いサポートが特徴であり、初めて案件を探す方でも安心して利用いただけます。

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