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2023.05.27 フリーコンサルタントの年収は?単価の相場や年収を上げる方法もあわせて解説

フリーコンサルタントの年収は?単価の相場や年収を上げる方法もあわせて解説

「フリーコンサルタントの年収はどのくらい?」「現在フリーコンサルとして活動しているが、年収をさらに上げる方法を知りたい」

これからフリーコンサルタントを目指す方や、すでにフリーで活動している方にとって、年収相場は気になるポイントでしょう。フリーコンサルタントは会社員と比べて高年収といわれていますが、具体的にどのくらい稼げるのでしょうか。

当記事では、フリーコンサルタントの年収を分野別・階層別に紹介していきます。また、年収を上げる方法についてもあわせて解説します。フリーコンサルタントの年収に関して疑問や不安のある方は、ぜひご一読ください。

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目次

フリーコンサルタントの年収は?単価の相場や年収を上げる方法もあわせて解説

フリーコンサルタントとは

フリーコンサルタントの報酬体系
 稼働時間制
 プロジェクト制
 定額契約制

フリーコンサルタントの年収・単価【分野別】
 ITコンサルタント
 戦略コンサルタント
 M&Aコンサルタント
 財務・会計コンサルタント
 人事コンサルタント

フリーコンサルタントの年収・単価【階層別】
 コンサルタント
 マネージャー
 シニアマネージャー
 パートナー

フリーコンサルタントが年収を上げる方法
 1.スキルと実績を積む
 2.需要が高い分野を狙う
 3.クライアントと信頼関係を築き継続して受注する
 4.コンサルマッチングサービスを利用する

まとめ

  

  

フリーコンサルタントとは

そもそもフリーコンサルタントとは、企業に所属せず、個人で活動するコンサルタントです。具体的な業務内容は、企業に属するコンサルタントと大きく変わりません。専門的なスキルや経験をもとに、クライアントの課題を解決する役割を果たします。

フリーコンサルタントは、さまざまな分野で活躍しています。具体的には、以下のような分野です。

  • ●​​IT
  • ●​​戦略
  • ●​​M&A
  • ●​​財務・会計
  • ●​​人事

フリーコンサルタントはクライアントと個人で契約を結ぶため、仕事を自由に選択できます。会社員と比べて自由度が高く、仕事とプライベートのバランスを取りやすい点が特徴です。

また、その報酬の高さも注目を集めている理由の一つです。当記事では、この報酬の高さについてフォーカスして、フリーコンサルタントの魅力をお伝えしていきます。その他、フリーコンサルタントのメリット・デメリットなどは、以下の記事で詳しく解説しています。

フリーコンサルタントとは|年収・単価やメリット・デメリット、案件獲得方法を解説

  

フリーコンサルタントの報酬体系

フリーコンサルタントの報酬体型は、以下の3種類です。

  • ●​​稼働時間制
  • ●​​プロジェクト制
  • ●​​定額契約制

まずは、フリーコンサルタントの報酬体系を理解しましょう。それぞれ解説していきます。

  

稼働時間制

稼働時間制は、稼働した時間によって報酬が決まる方式です。たとえば、求人情報に「稼働率100% 月額報酬150万円」と記載されている場合、一日8時間程度×5日稼働することで、月額150万円の報酬が支払われるという意味になります。

プロジェクトの期間が不確定な場合や、プロジェクトが長期にわたる場合によく用いられます。3つの報酬体系の中で、もっとも採用されている方式です。

  

プロジェクト制

プロジェクト制は、参画するプロジェクト毎に報酬が支払われる方式です。稼働時間に関わらず一定の報酬が支払われますが、中には稼働率で報酬が上下するプロジェクトもあります。また、プロジェクト内のポジションでも報酬は異なります。

プロジェクト制は、プロジェクトの範囲と成果が明確に定義できる場合に採用されるのが一般的です。

  

定額契約制

定額契約制は、稼働時間やプロジェクトの内容に関わらず、契約中は一定の報酬が支払われる方式です。顧問契約やアドバイザリー契約と呼ばれることもあります。

顧問やアドバイザーとして契約する場合は、この定額契約制が採用されることが多いです。

  

フリーコンサルタントの年収・単価【分野別】

フリーコンサルタントの年収・単価は、プロジェクトの分野やコンサルタントの階層によって大きく異なります。最初に、以下5つの分野別での年収相場を紹介していきます。

  • ●​​ITコンサルタント
  • ●​​戦略コンサルタント
  • ●​​M&Aコンサルタント
  • ●​​財務・会計コンサルタント
  • ●​​人事コンサルタント

  

ITコンサルタント

フリーランスのITコンサルタントの場合、平均年収は1,500万円程度とされています。単価平均は、100〜200万円です。毎月100万円以上の案件を継続受注できれば、年収1,000万円以上を目指せます。

ITコンサルタントの中にもさまざまな領域がありますが、需要が高い領域は年収が高いです。具体的には、AIやSAPなどの領域が挙げられます。より高年収を目指すのであれば、需要が高い領域に着目して案件を獲得するのも一つの方法です。

ITコンサルタントの年収に関しては、以下の記事でより詳しく解説しています。

ITコンサルタントの年収は?会社員とフリーコンサルの違いや高年収を目指す方法を解説

  

戦略コンサルタント

戦略コンサルタントの平均年収は、ITコンサルタントと同じく1,500万円程度といわれています。単価平均は100〜200万円であり、高いものだと300万円前後の案件もあります。

戦略コンサルタントは、クライアントの業界や規模によって報酬が大きく異なるのが特徴です。経営戦略に関する専門知識やさまざまな業界でのコンサルティング経験を身につけることで、高年収を実現できます。

  

M&Aコンサルタント

M&Aコンサルタントは、1,400万円前後が年収相場とされています。単価平均は100〜140万円です。ITコンサルタントや戦略コンサルタントと同様に、高度な専門知識と経験を必要とするため、高い年収が見込めます。

  

財務・会計コンサルタント

財務・会計コンサルタントの年収相場は、1,200万円程度です。単価平均は100~150万円であり、単価の高い案件を獲得できれば、年収1,800万円ほどを目指すこともできます。

  

人事コンサルタント

人事コンサルタントの平均年収は、1,200万円前後といわれています。単価平均は100〜150万円です。中には、180万円程度の高単価な案件もあります。複数の案件を並行したり、高単価な案件を獲得することで、年収2,000万円以上を狙うことも可能です。

  

フリーコンサルタントの年収・単価【階層別】

次に、階層別で年収を紹介していきます。コンサルタントの階層は、以下の通りです。

  • ●​​コンサルタント
  • ●​​マネージャー
  • ●​​シニアマネージャー
  • ●​​パートナー

  

コンサルタント

コンサルタントの平均年収は、1,200〜1,500万円とされています。単価平均は、100~200万円ほどです。一般的に、フリーコンサルタントとして活躍するためには、3年以上の実務経験が必要になります。

  

マネージャー

マネージャーとして活躍できるようになると、平均年収は1,800~2,000万円以上になります。単価平均は150万円以上です。マネージャーは、コンサルタントよりも多くの経験や実績が求められます。

  

シニアマネージャー

シニアマネージャーの平均年収は、2,500万円以上とされています。単価相場は200万円以上です。フリーコンサルタントがシニアマネージャーとして案件を獲得するためには、コンサルティングファームでシニアマネージャーを勤めた経験が必要になるケースが多いです。

  

パートナー

パートナーの年収は、3,000~4,000万円以上が期待できます。単価平均は250万円以上です。パートナーとして活躍するためには、実務経験が12年以上はかかるのが一般的です。

  

フリーコンサルタントが年収を上げる方法

フリーコンサルタントが年収を上げる方法は、以下の4つです。

  1. ●​​スキルと実績を積む
  2. ●​​需要が高い分野を狙う
  3. ●​​クライアントと信頼関係を築き継続受注する
  4. ●​​コンサルマッチングサービスを利用する

それぞれ解説していきます。

  

 1.スキルと実績を積む

年収を上げるためには、何よりもスキルや実績を積むことが大切です。スキルや実績を積み重ねることで、高単価の案件を獲得できるようになり、年収を上げられます。

また、専門性の高いスキルや多くの実績を積むことで、他のフリーコンサルタントと差別化を図ることにもつながります。企業から選ばれる人材になることで、案件を継続できたり、複数獲得できたりするため、収入を安定させられます。

  

 2.需要が高い分野を狙う

需要が高い分野を狙うことで、年収アップを狙えます。たとえば、ITコンサルタントがAIについて学び、AIコンサルタントに転向するケースなどが挙げられます。AIコンサルタントは需要が高いにも関わらず、コンサルタントが不足しているため、ITコンサルタントの中でも高収入が目指せるからです。

違う分野に転向するためには、新たに専門的な知識や経験を身につけなければなりません。しかし、年収というリターンは大きいため、需要が高い分野・領域を狙うのも年収アップの方法の一つです。

  

 3.クライアントと信頼関係を築き継続受注する

クライアントと信頼関係を築き、案件を継続受注するのも重要なポイントです。継続受注するメリットは、案件獲得の手間を省ける点です。その時間をコンサルティング業務に割くことができ、稼働時間を増やせます。

また、クライアントと信頼関係を築くと、社内社外問わず、他のプロジェクトの依頼をもらえる可能性が上がります。これも同様に案件獲得の手間を省き、複数の案件を同時に受注することにもつながります。

  

 4.コンサルマッチングサービスを利用する

コンサルマッチングサービスとは、フリーコンサルタントと企業をつなげるマッチングサービスです。コンサルマッチングサービスで紹介されている案件は比較的高価な案件が多く、1件獲得できれば高収入が期待できます。

コンサルマッチングサービスの中で、ぜひ活用いただきたいのがPODです。PODでは、戦略やIT関連の案件を中心に、さまざまな案件を取り揃えています。報酬単価は100万円以上が多いです。紹介できる案件の多さやサポートの手厚さが強みであり、多くのフリーコンサルタントの方に活用いただいています。

希望する分野や稼働条件によって、最適な案件をご紹介可能です。興味のある方は、お気軽にご相談ください。

  

まとめ

当記事では、フリーコンサルタントの年収や年収を上げる方法について紹介しました。フリーコンサルタントの中でもより専門的な知識が求められるITや経営戦略、M&Aコンサルタントは、年収が高い傾向にあります。

より高い年収を目指すためには、スキルや実績を積んだり、専門性の高い分野・領域のコンサルタントを目指すなどの方法があります。

また、案件を獲得する際には、コンサルマッチングサイトを利用するのがおすすめです。単価の高い案件が多く紹介されているため、高収入を狙いやすいです。これから案件を探す方は、ぜひPODをご利用ください。サポート体制も充実しており、安心してご利用いただけます。

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