7月15日、ボストンコンサルティンググループ(以下、BCG)は、BCGの～であるBCG GAMMA、AI for the Planetによる共同レポート「How AI Can Be a Powerful Tool in the Fight Against Climate Change」を発表した。本レポートは、気候変動またはAI、またはその両方の領域で意思決定権を持つ世界の企業や公共機関のリーダー1,000人以上からの回答をまとめている。

BCG GAMMAはBCGのデジタル・アナリティクス領域を専門とする社内組織である。また、AI for the PlanetはBCGとBCG GAMMAがナレッジパートナーを務める気候変動対策のAIソリューションを推進するアライアンスである。

本レポートによると、87%のリーダーが「AIは気候変動対策において重要である」と回答した。さらに、全体の43％が自組織の気候変動対策におけるAI活用について明確なビジョンを持っていることが明らかとなった。

国別で「自組織の気候変動対策におけるAI活用について明確なビジョンを持っている」と回答した割合を比較すると、アメリカが54%で最も高く、次点でスペイン(47%)、イギリス(46%)と続いた。日本は24%であり、全体平均の43%と比較しても低い水準にあることが分かった。

気候変動対策におけるAIの広範な適用のためのハードルとして、「専門知識の不足」(78%)、「AIソリューションを利用できる範囲が限られる」(77%)、「AIによる出力データと分析への信頼性不足」(67%)などが主に挙げられた。

詳しくはこちらのプレスリリースをご覧ください。

レポート全文(英語)はこちら