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2021.02.26 BCG・MITスローン共同調査、AI活用で一定以上の利益を得た組織はわずか11%

2月18日、ボストンコンサルティンググループ(以下、BCG)は、MITスローン・マネジメントレビュー誌(以下、MIT SMR)との共同レポート「Expanding AI’s Impact With Organizational Learning」の日本語版である「組織的学習でAIのインパクトを拡大する」を発表した。本レポートは、世界112カ国29業界の企業および組織のマネージャー層3,000名以上へのアンケートを実施し、AI技術の事業への適用についてまとめられている。

本レポートによると、AIに対する認識や活用は高まっている傾向にある中、AIで一定以上の財務上の利益を得ている組織は11%にとどまった。またそのような組織は、組織全体にわたるAIとの相互学習を重視していることが明らかになった。本レポートでは、一定以上の利益を高める活動は、主に以下の4つのカテゴリーに分類されるとしている。

・AIの可能性を発見する
・AIを構築する
・AIを拡大展開する
・組織全体にわたり、AIと共に学ぶ

人とAIとの間におけるフィードバックの手法について、「AIが人のフィードバックから学習する」「人がAIから学習する」「自律的に学習するAIを人が設計する」の3つの手法に分類される。本レポートによると、この3つのうち、より多くの手法を取り入れるほど大きな価値を生み出す可能性が高くなることが分かった。

詳しくはこちらのプレスリリースをご覧ください。

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