2021.07.07 シンプレクス、SBI生命保険の「保険数理システム」を刷新
6月28日、シンプレクス株式会社(以下、シンプレクス)は、SBI生命保険株式会社(以下、SBI生命)の保険数理システムを新たに構築し、6月1日より稼働開始したことを発表した。
本システムは、DXを推進するSBI生命の新たな保険数理システムにおいて、「責任準備金計算」、「予定事業費枠計算」などの計算処理能力の向上を通じて、数理業務を効率化するための支援を行うものである。
今回シンプレクスによって刷新されたシステムの特長は、主に以下の2点である。
・豊富な知見に基づく再構築アプローチにより、約6か月での短期間導入を実現:
既存プログラム資産をJavaプログラムへ変換する際に、ツールを利用するのみならず、早期段階からの新プログラムの実行、検証環境を立ち上げ、処理実行からアウトプットデータの突合せまでを自動化することにより、構築期間の短縮をめざした。
・膨大な契約統計データの計算処理能力が、現行システム比で70倍以上に向上:
システム刷新プロジェクトに求められるSQLの見直しや各種チューニングにとどまらず、利用頻度のオンメモリ化やデータフローの整流化によって、ボトルネックを解消した。特に、膨大な保有契約データに対する「責任準備金計算」の処理能力は、現行のシステム比で70倍以上にまで向上した。
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