IBMは、新しいプラットフォームである「IBM watsonx」を発表した。これは、基盤モデルと生成AIを対象としており、企業がAIモデルを組織全体で学習・適用し、展開するニーズに応えることを目的としている。

「IBM watsonx」では、以下3つの機能を提供する。

• ・IBMが学習した基盤モデルと、AI開発ツールへのオープンソースアクセス
• ・データを収集とクレンジングを可能にするデータストアへのアクセス
• ・企業自身のAIの利用をサポートするAIガバナンスツールキット

IBM会長兼CEOのアービンド・クリシュナは、「IBM watsonx」について次のようにコメントしている。

「基盤モデルの開発により、ビジネスのためのAIはこれまで以上に強力になります。基盤モデルによって、AIの導入が大幅に拡大され、簡単かつ効率的になります。私たちは、お客様が単に利用するだけではなく、AIを活用できるようになるために、企業のニーズに合わせてIBM watsonxを提供します。IBM watsonxを利用することで、お客様はデータを管理しながら、ビジネス全体にわたって自社向けのAI機能を迅速に学習・展開することができます。」

現代の企業では、自社のデータと業界知識をどれだけAIモデルに適用できるかが鍵になっている。「IBM watsonx」によりAIの導入を進めることは、競争力のある差別化を達成し、独自のビジネス価値を導出する手段となるだろう。

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