EY Japan、「ステークホルダー資本主義指標」に基づいてESGに関するKPIを策定 | コンサル業界ニュース

コンサル業界ニュース

ホーム > EY Japan、「ステークホルダー資本主義指標」に基づいてESGに関するKPIを策定

2022.02.07 EY Japan、「ステークホルダー資本主義指標」に基づいてESGに関するKPIを策定

1月26日、EY Japanは、ESG課題に対するKPIを設定し、その進捗を実証するための統合報告を開始したことを発表した。

今回EY Japanが設定した主なKPIは、以下の通りである。

・ガバナンス原則:
パーパス経営の実践や、汚職防止研修の受講割合100%

・地球環境保護:
FY25にネットゼロ、オフィス電力の再生可能エネルギー利用率100%、サプライヤーのSBT設定率(発注金額ベース)75%達成

・最良の人材:
FY25に役職女性比率(パートナー、プリンシパル、アソシエートパートナー、ディレクター)、マネージャー以上共に15%、サプライヤーのSBT設定率(発注金額ベース)75%、男性育児休業取得率と配偶者出産休職取得率90%達成

・社会的価値創出:
EY JapanメンバーのEY Ripples※活動参加者数1,600名

※EYのメンバーの専門的スキルと経験を活用し、社会課題解決に貢献する仕組み。次世代を担う人材への支援、社会に影響力を持つ起業家との協働、持続可能な環境の早期実現に重点的に取り組む。

EYは、「ステークホルダー資本主義」の進捗を測定可能にするため、バンク・オブ・アメリカやその他のBIG4と共に“長期的価値の創造に焦点を当てた指標(ステークホルダー資本主義指標)”に協力して取り組んできた。この指標は、世界経済フォーラムの国際ビジネス評議会から支持を得ることとなった。さらに、2021年度にEY Japanはグローバルでカーボンネガティブを達成し、2025年までの目標としているネットゼロに大きく近づいている。

EY Japnが発行する統合報告書は、EYが目指す持続可能な長期的価値の創出をさらに加速させるため、「ステークホルダー資本主義」に基づいたKPIを設定し、その達成の進捗を自ら実証する取り組みの一環である。

詳しくはこちらのプレスリリースをご覧ください。

コンサル業界ニュースメールマガジン登録


 

Related article

Pickup

Feature

マッキンゼー出身の原聖吾氏が設立した医療系スタートアップが11億円の資金調達

マッキンゼー出身の起業家 原 聖吾 氏が2015年に起業した医療系スタートアップ「株式会社情報医療」(※以下「MICIN」)が、2018年4月末までに三菱商事株式会社など4社から11億円を調達したことを発表した。

2018.05.15

~INTERVIEW~A.T.カーニー石田真康が歩む戦略コンサルタントと宇宙ビジネス活動という2つの世界

宇宙ビジネスに取り組むきっかけ。それは、30歳を手前に病に倒れた時、少年時代に抱いた宇宙への憧れを思い返したことだった。石田氏は戦略コンサルタントとして活動しながらどのように宇宙ビジネスに取り組んでいるのか語ってもらった。

2018.01.10

~INTERVIEW~ 経営共創基盤の10年【第4回】コンサル業界の枠を超えたプロフェッショナルファームの実像

経営共創基盤(IGPI)の代表的な実績の一つが、東日本の地方公共交通など8社を傘下に持つ「みちのりホールディングス」への出資と運営だ。経営難の地方公共交通事業を再建しローカル経済にも貢献している意味でも高い評価を得ている事業。なぜ右肩下がりが続く構造不況業種の地方公共交通に出資したのか、どのように事業再生の成功にまでに至ったのか。みちのりホールディングス代表取締役の松本順氏(経営共創基盤・取締役マネージングディレクター)に聞いた。

2017.11.22


ページの先頭へ