2022.02.03 NRI、投融資先におけるCO2排出量ネットゼロを目指すサービスを金融機関向けに提供
1月25日、株式会社野村総合研究所(以下、NRI)は、2022年4月より、「投融資ポートフォリオのCO2排出量ネットゼロ支援サービス」を金融機関向けに提供することを発表した。本サービスは、主に以下の2点を組み合わせて提供することで、金融機関における投融資先ポートフォリオのCO2排出量削減(ネットゼロ化)を可能にする。
・投融資ポートフォリオCO2排出量分析ソリューション:
NRIの持つデータ分析やデータマネジメントに関するノウハウと、関連する諸規制やイニシアチブの要請への理解を反映した、CO2排出量分析への対応を支援するソリューション。具体的には、国内企業に特化したCO2排出量推計データの整備、PCAF※などの各ルールやイニシアチブの最新動向と国内事情を勧請した標準的計算手法の提供、セクター別CO2排出量目標設定のロジック提供を行う。
※2015年にオランダで設立された、投融資ポートフォリオのCO2排出量計測・評価の方法論やデータ整備を進める金融機関のパートナーシップ。
・投融資先とのエンゲージメント支援コンサルティングサービス:
国内の多様な企業・官公庁などにおける脱炭素関連のコンサルティングノウハウを活用しつつ、金融機関の個別性を考慮したコンサルティングサービス。主に、投融資先のサプライチェーン全体を通じたCO2排出量の把握・分析支援、その分析をもとにした排出量削減方針および目標策定支援、定量的なCO2排出量削減目標の各種評価機関や外部公表資料へのレポーティングに取り組む。
本サービスによって、金融機関は様々な外部の要請に対応しながら、新たな収益機会を獲得することが可能となる。また、NRIは「投融資先とのエンゲージメント支援コンサルティングサービス」を、2021年12月よりほくほくフィナンシャルグループの株式会社北陸銀行および株式会社北海道銀行に提供している。それに加え、「投融資ポートフォリオCO2排出量分析ソリューション」に関しても提供に向けた実証実験を開始している。
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