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2015.10.15 【グローバル】PwC、2015年度の収益を発表。全ての事業部門および地域において収益が拡大

PwC(プライスウォーターハウスクーパース)は2015年6月30日終了の会計年度において、グローバルで結果を発表した。

PwCの営業総収益は、恒常為替レートベースで10%の増収で354億米ドルの営業総収益を計上した。前年度から大幅な収益増を達成するとともに、2007年度以来最高の総収益増加率も記録、全ての事業部門およびすべての地域において収益が順調に拡大したということだ。

地域別では各地域とも順調に収益が拡大。
・北米・カリブ海諸国では12%の収益成長を達成、最大のファームであるPwC米国は収益が10%増の122億米ドルに達するととともに、すべての事業部門が成長した
・南米・中米の成長率は、不振の続くブラジルの経済状況の影響により前年度から低下したものの、収益は引き続き好調で8%増を達成
・アジアでの収益も2015年度は好調で、9%増の41億米ドル。中国・香港では8%、インドでは17%の収益増を達成
・欧州も大きな成長を達成し、西欧では8%、中・東欧では6%の収益増となった。PwCで2番目に大きなファームである英国ファームの収益も9%増の41億米ドルと好調な業績を計上。またタリアは11%、ドイツは8%、フランスは6%の成長をそれぞれ達成
・中東・アフリカの収益も16%の2桁成長を達成
・オーストラリア・太平洋諸島地域でも11%増の好調な成長を達成。オーストラリアの収益成長率は10%となった

事業部門別でも全ての領域において収益が増加
・PwCの基幹事業である、アシュアランスサービスからの収益は6%増の152億米ドルへと大きく成長
・アドバイザリーサービスは2015年度に非常に大きな成長を遂げ、収益は18%増の112億米ドルに達した。アドバイザリーサービスはPwCの総収益のうち30%以上を占めるようになり、今後も大きく成長すると予測されるとのことだ
・税務サービスも2015年度に大きく成長し、収益は7%増の89億米ドルに達した。

スタッフ数は6%増加の208000人
なお、組織体制については2015年度の採用数は過去最高の53,049名に達し、そのうち24,600名は新卒者。世界全体でのスタッフ数は6%増加して208,000名となった。2016年度には「ステークホルダーからの需要のさらなる多様化に応え、2016年度にはより多くの国々からより幅広いスキルを持つ人材を採用する計画」ともしている。

詳しくは以下のリリースをご覧ください。
http://www.pwc.com/jp/ja/japan-press-room/press-release/2015/pwc-fy2015-global-revenues151006.html

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