KPMG、タワーズワトソンのHRSD部門を吸収合併 | コンサル業界ニュース

コンサル業界ニュース

ホーム > 【NY発】KPMG、タワーズワトソンのHRSD部門を吸収合併

2015.07.14 【NY発】KPMG、タワーズワトソンのHRSD部門を吸収合併

[ニューヨーク発] 7月9日、KPMGはタワーズワトソンのHuman Resources Service Delivery 部門(HRSD) 部門を吸収合併することに合意したと発表した。数週間のうちに、ディールはクローズされることが想定されており、金額的な面に関しては非公表とされている。

本ニュースでも先日取り上げたばかりだが、タワーズワトソンは、6月30日に世界3位の保険ブローカー、英ウィリス・グループ・ホールディングスと合併することが発表されたばかり。こちらの合併において、事業部門が整理された結果であると推測される。
(参考:https://pod.jp/consulnews/2015/07/02/towers_willis/

人事領域のリーダー
タワーズワトソンのHRSD部門は、人事コンサルティングにおけるリーダーの一つといえ、同社のウェブサイトによると、同部門はケイパビリティ―として以下。

・HR Strategy, Function Design and Performance Metrics
・Service Delivery Design and Implementation
・HR Sourcing Strategy
・HR and Workforce Process, and Policy Design
・HR Management System Implementation, including Workday, SAP and Oracle

アメリカ、イギリス、中国などで合併。日本がどうなるかは記載なし
KPMGはタワーズワトソンのHRSD部門のリソースを、アメリカ、イギリス、中国、香港、カナダ、シンガポール、フィリピンにおいて、吸収合併するということであるが、 日本でどうなるかについて、プレスリリースでは触れられていない。

[原文] Through this transaction, KPMG, together with other member firms of KPMG International, will be acquiring Towers Watson’s HRSD practice resources in the United States, United Kingdom, China, Hong Kong, Canada, Singapore, and the Philippines.

KPMGは人事領域において、4年で6社目の買収
なおKPMGは今回のタワーズワトソンのHRSD部門買収のほかに人事領域において、過去4年間において下記の5社を買収してきているということもリリースで触れている。

・EquaTerra
・Optimum Solutions
・The Hackett Group’s Oracle Enterprise Resource Planning practice
・Zanett Consulting Solutions
・the Workday practice of Axia Consulting

詳しくは以下のリリースをご覧ください。
http://www.kpmg.com/US/en/IssuesAndInsights/ArticlesPublications/Press-Releases/Pages/KPMG-To-Acquire-Towers-Watsons-Human-Resources-Service-Delivery-Practice.aspx

コンサル業界ニュースメールマガジン登録


 

Related article

Pickup

Feature

マッキンゼー出身の原聖吾氏が設立した医療系スタートアップが11億円の資金調達

マッキンゼー出身の起業家 原 聖吾 氏が2015年に起業した医療系スタートアップ「株式会社情報医療」(※以下「MICIN」)が、2018年4月末までに三菱商事株式会社など4社から11億円を調達したことを発表した。

2018.05.15

~INTERVIEW~A.T.カーニー石田真康が歩む戦略コンサルタントと宇宙ビジネス活動という2つの世界

宇宙ビジネスに取り組むきっかけ。それは、30歳を手前に病に倒れた時、少年時代に抱いた宇宙への憧れを思い返したことだった。石田氏は戦略コンサルタントとして活動しながらどのように宇宙ビジネスに取り組んでいるのか語ってもらった。

2018.01.10

~INTERVIEW~ 経営共創基盤の10年【第4回】コンサル業界の枠を超えたプロフェッショナルファームの実像

経営共創基盤(IGPI)の代表的な実績の一つが、東日本の地方公共交通など8社を傘下に持つ「みちのりホールディングス」への出資と運営だ。経営難の地方公共交通事業を再建しローカル経済にも貢献している意味でも高い評価を得ている事業。なぜ右肩下がりが続く構造不況業種の地方公共交通に出資したのか、どのように事業再生の成功にまでに至ったのか。みちのりホールディングス代表取締役の松本順氏(経営共創基盤・取締役マネージングディレクター)に聞いた。

2017.11.22


ページの先頭へ