2014.08.02 日本版IFRS、JMIS(修正国際基準、Japan’s Modified International Standards)の素案を公開。
7月31日、企業会計基準委員会(ASBJ)は2014年7月31日、日本版IFRSの草案JMISを公開した。
この日本版IFRS策定にあたっての経緯は以下のとおりである。
2013年6月に企業会計審議会より「国際会計基準(IFRS)への対応のあり方に関する当面の方針」が公表されていた。この中で、国際会計基準(IFRS)の任意適用の積上げの一方策として、IFRSのエンドースメント手続を実施すべきこと、当委員会において速やかに検討することが期待されると記載されていた。当委員会では、これを受け、「IFRSのエンドースメントに関する作業部会」を設置し、2013年8月から検討を開始していたが、2014年7月24日に開催した第292回企業会計基準委員会において、標記の「修正国際基準(国際会計基準と企業会計基準委員会による修正会計基準によって構成される会計基準)」の公開草案の公表を承認し、公表に至ったということだ。なお、エンドースメントとはIFRSをそのまま適用するのではなく、その国での承認手続きを経てからを適用するというもの。
この日本版IFRSの正式名称は「修正国際基準(国際会計基準と企業会計基準委員会による修正会計基準によって構成される会計基準)」、英語表記は「Japan’s Modified International Standards(JMIS):Accounting Standards Comprising IFRSs and the ASBJ Modifications」となっている。
10月31日までコメントを募集し、寄せられた意見を基に草案を修正したうえで、金融庁が制度化に向けた作業を進めるということだ。具体的な内容など、詳しくは以下のリリースをご覧ください。
https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/endorsement/exposure_drafts/