2017.07.17 kay me 毛見純子氏(ボストンコンサルティンググループ出身)
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コンサルグファームを卒業後に「起業」にチャレンジしている人は多い。
本特集「コンサルティングファームを経た起業家たち」では、コンサル出身の起業家を詳細に紹介します
毛見純子氏のプロフィール
外資系コンサルタントから、未経験アパレル事業で成功
kay me 毛見純子氏
kay me株式会社の代表取締役の毛見純子氏は、早稲田大学第一文学部卒業後、ベネッセコーポレーションにて営業職・マーケティング職を経験。その後、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)にて組織人事コンサルティング、ボストンコンサルティンググループ(BCG)にて経営戦略コンサルティングに従事した。
2008年にマーケティング及び新規事業立案のコンサルティング会社(maojian works株式会社)を設立。2011年に同社内にてキャリア女性向け日本製ストレッチ素材アパレルブランドのkay meを創業した。2016年に社名をkay me株式会社に変更。
また同氏は、MITベンチャーフォーラム グローバルストラテジー部門優秀賞(2014年)、英国商業商工会議所「2015アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー」、日本政策投資銀行「DBJ女性起業大賞」(2016年)等の受賞実績を持つ。
出典:同社WEBサイト http://www.kayme.jp/html/page213.html
kay me社のサービス
「洗える・ストレッチ・シワにならない」キャリア女性のためのアパレルブランド
毛見純子氏が設立したkay me株式会社は、キャリア女性をターゲットとしたアパレルブランド「kay me」を展開。銀座、新宿を始め大阪(梅田)や名古屋等、7つの直営店舗とオンラインショップにて販売を行っている。
同ブランドは「一瞬で華やか、ずっとラク」というコンセプトのもと、シャージー素材のワンピース等を提供。長時間着用していても楽であること、服選びに時間をかけずとも一枚できちんとした印象になること、全商品が自宅で洗濯できること等、利便性を追求している。また、着用時の美しいシルエットを実現するために、パリやNYのラグジュアリーブランドで活躍したパタンナーや、高い縫製技術を持つ日本の熟練職人を起用する等、デザイン性へのこだわりもkay meの特徴の一つとなっている。
ワンピースの他にも、スーツ、ジャケット・カーディガン、ボトムス等、幅広い商品ラインナップを展開。オンラインショップ上では、ビジネス、会食、パーティー、リゾート、内勤と着用シーン別にアイテムの検索も可能。
また、最大5着までの無料試着サービス「試着便」や、午前0時から午後12時までに注文すると翌日に商品が届く「明日便」等、ハードなスケジュールで仕事をしていた毛見氏自身の経験も活かし、忙しい女性のニーズに応えたサービスを展開している。
出典:同社WEBサイト・事業紹介ページ http://www.kayme.jp/about/valueofproduct
事業拡大に向けての動き
新規事業立上げ、及び海外展開の動き
同氏は、2014年より新規事業「kay me campus」をスタートした。同事業は「世界中のどこにいても いくつになっても挑戦する人を応援する」をコンセプトとし、ビジネス英語コミュニケーションクラスを始めとする学びの場を提供している。
また、2015年6月よりkay meブランドの英語圏オンラインショップを開設。同年7月には英国・ロンドン(メイフェア)に期間限定の路面店を出店、初の海外出店を実現した。その後も英国でのセレクトショップの展開や、BBC出演等、海外展開の動きが見られる。
出典:同社WEBサイト・沿革ページ http://www.kayme.jp/html/page143.html