2020.10.12 NTTデータ、画像診断AI開発者向けに新型コロナウイルスの学習用データを無償で提供
10月5日、株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)の海外グループ会社であるNTT DATA Servicesは、診断後の医療画像をアーカイブするソリューションとして、 現在1000以上の医療機関に提供している「Nucleus for Unified Clinical Architecture (以下、Nucleus for UCA)」に、画像診断AIの開発・検証に必要な学習データを格納する場所として、新型コロナウイルスデータレポジトリーを追加した。また、2020年8月から、医療機関や画像診断AIの開発者などに、学習用データを無償で提供していると発表した。
Nucleus for UCAは、医療機関などから提供された新型コロナウイルスを含むさまざまな病気の匿名化済み医療画像データをもとに、医療画像診断AIの開発にマッチした高品質な医療画像データおよびその検証に必要とされる情報を集約・提供する。医療機関や画像診断AIの開発者などのデータ利用者は、新型コロナウイルスデータレポジトリーにアクセスすることによって、医療画像AIの開発に適した医療画像データを活用することが可能となる。
医療機関や、医療画像AIの開発者が、Nucleus for UCAを活用することによって、新型コロナウイルス検出精度の向上と患者の治療優先度の選別がより効率的に行うことができる。これにより、医療画像データの確認や異常個所の検出といった作業が自動化され、医療従事者の負担軽減が期待される。
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