BCG出身の鬼頭武嗣氏が立ち上げたクラウドリアルティが3.5億円を調達 | コンサル業界ニュース

コンサル業界ニュース

ホーム > BCG出身の鬼頭武嗣氏が立ち上げたクラウドリアルティが3.5億円を調達

2017.11.20 BCG出身の鬼頭武嗣氏が立ち上げたクラウドリアルティが3.5億円を調達

ボストコンサルティンググループ(BCG)出身の起業家、鬼頭武嗣氏が2014年に立ち上げた”P2P型の不動産クラウドファンディングサービス”「Crowd Realty」を運営する株式会社クラウドリアルティが、第三者割当増資により総額3.5億円の資金を調達したことを発表した。引受先はSBIインベストメントのFinTechファンド、三菱東京UFJ銀行、三菱UFJキャピタル、カブドットコム証券の4社。

Crowd Realty(クラウドリアルティ)とは?

「Crowd Realty」は、誰もが自由に資金調達ができる、もしくは資金調達プロジェクトに投資ができる、P2P型の不動産クラウドファンディングのマーケットプレイス。

不動産の証券化とクラウドファンディングの仕組みを組み合わせることで少額投資を可能にし、多くの人が不動産投資をはじめることを実現。これまで資金調達が困難であった不動産関連プロジェクトの資金循環を活性化させ、地域再生や不動産の新たな価値創造に取り組むと同時に、新たな分散型の資本市場の創生も目指していく。

クラウドリアルティは、2016年11月に第二種金融商品取引業の登録後、今年5月にサービス正式公開。その後、京町家再生プロジェクトや、シェア保育園やエストニア等の国内外のプロジェクトへの出資を募集し、すべて満額で成立した実績を持つ。

また、7月に開催された三菱UFJフィナンシャル・グループが主催する「MUFG Digitalアクセラレータ」第2期プログラムではグランプリを受賞。今後は今回調達した資金を原資とし、株主との事業連携も行いつつ、プラットフォームの基盤強化を進めて行く。

代表の鬼頭武嗣氏は2007年‐2010年にBCGに在籍
代表の鬼頭武嗣氏は2005年東京大学工学部建築学科卒業、2007年同大学院を終了後、ボストコンサルティンググループ入社。2010にメリルリンチ日本証券入社後、投資銀行部門にて不動産業を中心とした事業会社及びJ-REITのIPO・公募増資の主幹事業務、不動産の開発証券化に関するアドバイザリー業務など多数の案件を執行。2014年株式会社クラウドリアルティ設立し代表取締役就任している。

詳しくは以下のリリースをご覧ください。
https://www.crowd-realty.com/information/2017-11-20/48/

コンサル業界ニュースでは、同じくBCG出身でクラウドリアルティにてCMOをつとめる山田恭平氏に今年インタビューをした。そちらもあわせてお読みください。

BCGからフィンテックベンチャー「クラウドリアルティ」に取締役CMOとして参画した山田恭平氏に話を聞く

コンサル業界ニュースメールマガジン登録


 

Related article

Pickup

Feature

マッキンゼー出身の原聖吾氏が設立した医療系スタートアップが11億円の資金調達

マッキンゼー出身の起業家 原 聖吾 氏が2015年に起業した医療系スタートアップ「株式会社情報医療」(※以下「MICIN」)が、2018年4月末までに三菱商事株式会社など4社から11億円を調達したことを発表した。

2018.05.15

~INTERVIEW~A.T.カーニー石田真康が歩む戦略コンサルタントと宇宙ビジネス活動という2つの世界

宇宙ビジネスに取り組むきっかけ。それは、30歳を手前に病に倒れた時、少年時代に抱いた宇宙への憧れを思い返したことだった。石田氏は戦略コンサルタントとして活動しながらどのように宇宙ビジネスに取り組んでいるのか語ってもらった。

2018.01.10

~INTERVIEW~ 経営共創基盤の10年【第4回】コンサル業界の枠を超えたプロフェッショナルファームの実像

経営共創基盤(IGPI)の代表的な実績の一つが、東日本の地方公共交通など8社を傘下に持つ「みちのりホールディングス」への出資と運営だ。経営難の地方公共交通事業を再建しローカル経済にも貢献している意味でも高い評価を得ている事業。なぜ右肩下がりが続く構造不況業種の地方公共交通に出資したのか、どのように事業再生の成功にまでに至ったのか。みちのりホールディングス代表取締役の松本順氏(経営共創基盤・取締役マネージングディレクター)に聞いた。

2017.11.22


ページの先頭へ