2016.05.25 デロイトトーマツ、サイバーインテリジェンスセンターを横浜に開設
5月24日、デロイトトーマツグループのデロイト トーマツ リスクサービス株式会社はサイバー インテリジェンス センター(CIC)を横浜に開設すると発表した。
サイバー インテリジェンス センター(CIC)は、クライアントのインフラストラクチャをサイバー攻撃の脅威から守る拠点。サイバーセキュリティーに関する予防、発見、回復の全範囲をカバー。高度なトータルなサイバー インテリジェンス サービスを、24時間365日にわたり日本語で一元的に提供できる体制を実現している。
新たに開設される日本拠点は、デロイトの世界20か国以上のCICと直結。これまで以上に機動的かつタイムリーな情報の収集・分析が可能になるということだ。
※以下同社プレスリリースより
プレスリリース:http://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/news-releases/nr20160524.html
コンサル各社において、情報セキュリティに関するサービス強化が続いている
大手企業を中心として、情報セキュリティ対策を経営課題として重視する流れがあり、総合系・BIG4を中心に、コンサルティング各社がサービスの強化に取り組んでいる。
KPMGは昨年8月、電力・ガス・石油等のエネルギー産業や、鉄道・航空サービス等の交通インフラ産業等、重要インフラ産業における産業用制御システムを対象としたサイバー攻撃への対応を支援するアドバイザリーサービスの提供を開始。
参考リンク:https://pod.jp/consulnews/2015/08/13/kpmg_security_advisory_service/
PwCは「PwCサイバーサービス合同会社」を設立。防御主体のセキュリティ対策から脱却し、攻撃を受けた後の早期復旧に焦点を当てる“レジリエント*セキュリティ”の実現を掲げている。
参考リンク:https://pod.jp/consulnews/2015/11/09/pwc_cyber_service/
またシグマクシスは、昨年1月にシグマクシスがビジネスブレイン太田昭和の連結子会社であったグローバルセキュリティエキスパート株式会社(以下「GSX」)の株式の49%を取得し、情報セキュリティ分野における包括サービスを提供することを目的とする合弁契約を締結した。
参考リンク:https://pod.jp/consulnews/2015/01/29/シグマクシス_ビジネスブレイン太田昭和/
シグマクシスは、さらに昨年8月サイバーセキュリティソリューションを提供する米Easy Solutions社と包括的提携契約を結び、同社が手掛ける各種ソリューションの日本における販売を行うと共に、金融機関における顧客預金の不正引き出しを防御する不正行動検知の領域において、共同サービスの提供を開始した。
参考リンク:https://www.sigmaxyz.com/news/2015/0820/
以上のように、各社の取り組みは昨年来、熱を帯びてきており、サイバーセキュリティーに対して、クライアントニーズが相当高まっていることが伺える。