2023.11.07 PwC コンサルティング、グリーントランスフォーメーション(GX)の課題解決の推進に向け、エネルギーの専門性と多様な業界知見を併せ持つGX人材を集結した横断組織設立
PwC Japanグループ(グループ代表: 木村 浩一郎)は、グリーントランスフォーメーション(以下、GX)に関する多岐にわたる課題解決を推進するため、エネルギーの専門性と多様な業界知見を併せ持つGX人材を結集した横断組織をPwCコンサルティング合同会社(以下「PwCコンサルティング」)に設立したことを発表した。
横断組織では、主にビジネス開発支援に力点を置く5つの注力領域での新規サービスの提供を開始する。
【背景】
ロシアのウクライナ侵攻を契機としたエネルギー需給構造の変化は、世界中でGXの加速をもたらしており、企業にとっては以前にも増して注目すべき経営アジェンダとなっている。日本政府は、今後10年間でGX分野に20兆円の政策支出を決定、これを梃子に150兆円もの民間投資を促進することを考えている。
企業にとってGXは単なる規制圧力ではなく、自社の持続可能な経営を実現するものであり、また、エネルギーはあらゆる産業で使われるがゆえに新たなビジネス機会であるとも捉えられる。
PwCコンサルティングでは、エネルギーの専門性と多様な業界知見・ノウハウを結集させることで、企業におけるGXの取り組みを支援し、次世代の経営課題の解決に向けたビジネスパートナーとなることを目指している。
【組織・サービス概要】
PwCコンサルティングのGX専門の組織は、カーボンニュートラルとエネルギー安定供給の両立を目指し、グリーンエネルギー普及や分散化促進を通じて、多様な業界やクライアントビジネスの新たな価値への転換を支援する。具体的には、 エネルギー部門の専門人材を中心に社内知見を結集させ、以下の5つの領域に注力したサービスを展開していく。
<水素・アンモニアビジネス支援>
PwCのグローバルネットワークを活用し、水素バリューチェーン全体にわたり短期での収益化を実現しつつ、長期での将来的な水素・アンモニア市場におけるプロフィットシェアを確保できるポジションの獲得を支援する。
<脱炭素ビジネス開発伴走型支援>
CO2・エネルギーに関する豊富な知見に基づき、需要が不確かで未成熟な脱炭素ビジネス市場において最も重要となる、顧客の見極め・開拓・営業実行・プロモーション展開までを伴走型で支援する。
<定置用蓄電池導入・事業化支援>
蓄電池ビジネスへの事業参入・拡大について、電力・蓄電池分野の専門家と新規事業開発に精通したメンバーが推進を支援する。
<次世代エネルギー投資支援>
次世代型太陽光発電設備や次世代蓄電技術、小型モジュール炉による原子力発電(SMR)など、次世代エネルギー領域における海外企業と日本企業とのマッチングを支援する。
<レギュレーションビジネス支援>
規制や政策動向の変化の速いGX領域において、官公庁出向者等の専門性の高いメンバーにより、監督官庁や規制機関の効率的かつ効果的な制度企画や業務設計を支援する。
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