2022.06.28 日本IBM、独自のデジタル・プラットフォームに新サービスを追加。クレジットカード会社のシステム関連コスト削減を支援
5月26日、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は、クレジットカード・サービス事業者が新サービスの提供や提携先、加盟店との協業共創を一層加速するため、「デジタルサービス・プラットフォーム(以下、DSP)」に、「クレジットカード・サービス」を新たに追加することを発表した。2020年から提供しているデジタルサービス・プラットフォーム(DSP)は、クラウドネイティブ技術やマイクロサービスなどの新技術を業界共通サービスとして金融サービス向けクラウド上で提供し、金融デジタル変革を推進するソリューションである。
デジタル化が進む金融業界で、クレジットカード会社などの決済事業者がDXを推進し機動的かつシームレスな決済サービスの提供を実現するために、オープンなアプリケーション・プログラミング・インターフェイス(API)環境を整備し、他業種との相互連携や先進的なFintechとの決済サービスの取り組みを加速させる必要がある。
今回、DSP上の業務マイクロ・サービスに追加された「クレジットカード・サービス」を決済事業者が活用することで、新たなシステム開発の低減ならびにテストの局所化が実現できるため、約40%のコスト削減や、約30%の開発期間短縮といった効果が期待される。
DSPにおけるクレジットカード・サービス「API Card Application」が提供するサービス・メニューは以下の5点である。
▪請求マイクロ・サービス: カード利用明細照会(確定/未確定)、請求金額照会(確定/変更後)
▪ポイント・マイクロ・サービス: ポイント累計照会、ポイント獲得履歴照会、ポイント交換履歴照会
▪ユーザー認証マイクロ・サービス: ID/パスワードによるログイン認証、ログインパスワード変更
▪顧客・契約マイクロ・サービス: カード申込、顧客属性登録/変更/照会、契約内容変更/照会など
▪支払いマイクロ・サービス: リボ払い登録/解除/返済額変更、一括払いからリボ払い変更など
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