2022.02.25 米IBM、「IBM Wazi as a Service」によってz/OSの開発・テスト環境へのアクセスにかかる時間を数週間から6分以内に短縮
2月14日(米国現地時間)、米国IBMは、初めてパブリッククラウド上で、IBMが開発および販売するメインフレーム用のオペレーティングシステムの1つであるz/OSの開発・テスト環境「IBM Wazi as a Service」を提供開始した。一般提供開始は2022年下半期の予定である。
本サービスにより、z/OS へのオンデマンド・アクセスが可能となり、必要に応じて開発・テスト用の環境として利用できるようになる。z/OSの開発者が、負荷やビジネス需要に合わせたリソースの変動利用や従量課金制での利用といったパブリッククラウド開発環境の俊敏性の享受を見込むことができる。主な機能は以下の三点である。
▪開発・テスト用にz/OSへのオンデマンド・アクセスを実現し、スピードと敏捷性を向上
▪予測可能で柔軟な消費ベースの価格設定により、DevOpsを加速
▪一貫したクラウド・ネイティブの開発体験により、専門スキルの必要性を削減
IBMの発表によると、z/OS開発・テスト環境へのアクセスにかかる時間を、数日または数週間から6分以内へと大幅な短縮を実現したことが明らかとなった。また、IBM社内のベンチマークにおいて、IBM Cloud上でのz/OS開発は、同等のx86開発・テスト環境と比較して最大15倍高速に実行されることが分かった。
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