2021.03.03 アクセンチュア調査、デジタル戦略におけるCFOの役割は変化している
2月24日、アクセンチュアは、最新調査レポート「CFO Now: Breakthrough Speed for Breakout Value(CFO Now:圧倒的なスピード感でかつてない価値を目指す)」を発表した。本調査は、世界の経理・財務部門の上級役職者1,300名以上を対象に、2020年4月から6月にかけてオンラインで実施した。また、世界の各部門、地域で数10億ドル規模のグローバル企業の最高財務責任者(CFO)を対象とした、40件以上のインタビューによる定性調査も行った。
本調査によると、従来CFOは企業の「経理・財務の守り役」という立場であったが、その枠を超え、「事業価値のアーキテクト」や「デジタル戦略の媒介者」へと役割が変化している。また、CFOの72%が企業のテクノロジーの方針に関する最終決定権を持っていることが分かった。
本調査で示された高成長企業のCFOが担う3つの役割の内容は以下の通りであった。
▪経理・財務の守り役:他の経営層と連携し、顧客やチャネル、製品などの事業全般の新しい価値の根幹を特定することで、デジタル変革のメリットを最大限引き出す。
▪事業価値のアーキテクト:テクノロジーやデータを活用することで、全経営層の間においてエンドツーエンドで情報を共有する。
▪デジタル戦略の媒介者:将来の事業モデルに関するビジョンを社内に浸透させ、セキュリティやESGに重点を置いたテクノロジーアジェンダを推奨する。
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