2023.05.19 フリーコンサルタントとは|年収・単価やメリット・デメリット、案件獲得方法を解説
「フリーコンサルタントとして独立したいが、どうやって案件を獲得すればいいか分からない」「会社員を辞めてフリーコンサルタントになるメリットって何?」
現在コンサルティング業界やIT業界で働いている方の中には、このようなお悩みがある方も多いのではないでしょうか?
当記事では、フリーコンサルタントの年収やメリット・デメリット、案件獲得方法などを紹介していきます。これからフリーコンサルタントを目指す方は、ぜひ参考にしてください。
また、弊社ではコンサルマッチングサイトを運営しており、フリーコンサルタント向けに案件獲得のサポートを行っています。もし興味のある方はぜひ利用を検討してみてください。
目次
フリーコンサルタントとは|年収・単価やメリット・デメリット、案件獲得方法を解説
フリーコンサルタントになる3つのメリット
1. 年収アップが期待できる
2. 得意領域で力を発揮できる
3. 働き方の自由度が上がる
フリーコンサルタントを目指す前に知っておきたい3つのデメリット
1. 自分で案件を獲得する必要がある
2. 労働時間が長くなる可能性がある
3. 報酬・契約が景気に左右される
フリーコンサルタントに必要な5つのスキル
1. 経験・実績
2. 案件領域に対する専門知識
3. 基礎的なビジネススキル
4. コミュニケーション能力
5. 営業力
フリーコンサルタントの案件獲得方法
コンサルマッチングサイト
クラウドソーシング
ホームページ・SNS
フリーコンサルタントとは?
フリーコンサルタントとは、特定の企業や団体に属さず、個人で活動するコンサルタントです。クライアント企業とプロジェクト単位で契約を結び、要件が決まっている案件を担うのが一般的です。
フリーコンサルタントになるためには、コンサルティング経験を積む必要があります。そのため、コンサルティングファーム出身だと比較的案件を受注しやすいです。そうでなくても、たとえばITコンサルタントの場合、IT企業のシステムエンジニアやプログラマーなどIT関連の業務経験があれば、コンサルタントになることが可能です。
フリーコンサルタントの仕事(案件)内容
フリーコンサルタントの仕事内容は、企業に属するコンサルタントと同じです。クライアント企業の課題解決や目標達成を支援するために、専門知識や経験を活かしてアドバイスや戦略提案を行います。
フリーコンサルタントの案件で多いのは、たとえば以下のような分野における案件です。
- ●ビジネス戦略
- ●マーケティング
- ●経営管理
- ●IT
- ●人事
どの分野も需要が高まっていますが、とくにITやAIを専門としたコンサルタントは数が少ないため、希少価値が高いです。
フリーコンサルタントの報酬体系
フリーコンサルタントの報酬体系は、以下の3つです。
- ●稼働時間(タイムチャージ)制
- ●プロジェクト制
- ●定額契約制
稼働時間制は、フリーコンサルタントが稼働した時間に応じて報酬が支払われる制度です。作業時間の予測が難しかったり、途中で仕様変更の可能性があるプロジェクトでよく適用されます。
プロジェクト制は、プロジェクト毎に報酬が支払われる報酬体系です。プロジェクトの規模や目標が明確で、期間や範囲が変更される可能性が低いプロジェクトに適用されることが多いです。
定額契約制は、あらかじめ決められた金額が支払われる制度です。この制度は、顧問やアドバイザーとして契約する場合によく用いられます。中長期的なコンサルティングを任されるのが通例です。
フリーコンサルタントの平均年収・単価
フリーコンサルタントの平均年収は、専門分野やプロジェクト内容、役職などによって大きく異なります。
たとえば、フリーランスのITコンサルタントであれば、平均年収は約1,200万円〜1,600万円です。経済産業省の調査によると、ITコンサルタントの平均年収は928.5万円であり、会社員と比べてフリーランスの方が相対的に年収が高いことがわかります。
フリーコンサルタントの案件単価は、プロジェクト内容や稼働時間によっても異なりますが、100万円以上/月の案件が多いです。
※ 出典:IT関連産業の給与等に関する実態調査結果|経済産業省
フリーコンサルタントになる3つのメリット
フリーコンサルタントになる3つのメリットは、以下の通りです。
- ●年収アップが期待できる
- ●得意領域で力を発揮できる
- ●働き方の自由度が上がる
それぞれ解説していきます。
1. 年収アップが期待できる
フリーコンサルタントになるメリットの一つは、年収アップが期待できる点です。会社員の場合、給料は会社から定額で支払われます。一方でフリーランスになると、働いた分だけ収入として得られ、上限はありません。そのため、高いスキルを持っていたり、多くの時間働くことで、年収を増やすことが可能です。
2. 得意領域で力を発揮できる
フリーコンサルタントは、専門分野や得意な領域で力を発揮できます。会社員の場合、時には自分の得意分野とは異なる仕事を担当することもあるでしょう。しかし、フリーコンサルタントであれば、専門分野や得意領域に焦点を当てて案件を選べます。
得意領域での専門性を高めることで希少価値が上がり、より単価の高い案件を受けられる可能性もあります。
3. 働き方の自由度が上がる
フリーコンサルタントは、自分のスケジュールや仕事の場所を自由に選べるため、働き方の自由度が高いです。これにより、プライベートとのバランスを取りやすくなり、より自分に合った働き方を実現できます。
しかし、案件によってはMTGのみ出社や客先常駐100%の案件もあります。希望の働き方を実現するためには、案件を探す際に働き方を確認したり、クライアントとの面談で交渉する必要があるでしょう。
フリーコンサルタントを目指す前に知っておきたい3つのデメリット
フリーコンサルタントのデメリットは、以下の3点です。
- ●自分で案件を獲得する必要がある
- ●労働時間が長くなる可能性がある
- ●報酬・契約が景気に左右される
フリーコンサルタントを目指す前に、これらのデメリットを理解しておきましょう。
1. 自分で案件を獲得する必要がある
フリーコンサルタントは、自分自身で営業活動を行い、案件を獲得する必要があります。これには、ネットワーク構築やクライアントとの交渉が求められ、継続的な努力が必要です。
また、フリーコンサルタントは、一度案件が終了すると次の案件を探さなければなりません。安定した収入を確保するためには、次の案件の獲得を常に意識する必要があります。
2. 労働時間が長くなる可能性がある
フリーコンサルタントは、複数のクライアントやプロジェクトを同時に抱えることがあります。その場合、労働時間が長くなる可能性があり、仕事とプライベートのバランスを取ることが難しくなるでしょう。
万が一体調を崩してしまい案件が完遂できないことがあると、クライアントからの信用を失ってしまいます。その評判が広まると、新しい案件の獲得が難しくなることも考えられます。フリーコンサルタントにとって、自分の健康状態を維持することは何よりも重要です。
3. 報酬・契約が景気に左右される
フリーコンサルタントの報酬や契約は、経済状況や市場の需要に大きく影響されます。たとえば、景気が悪くなるとクライアント企業がコンサルタントに投資する意欲が減り、案件が減少することがあります。
このような事態を防ぐためには、普段からスキルを磨くことでフリーコンサルタントとしての価値を高めたり、専門分野を広げてリスクを分散させることが大切です。
フリーコンサルタントに必要な5つのスキル
フリーコンサルタントに必要なスキルは、以下の5点です。
- ●経験・実績
- ●案件領域に対する専門知識
- ●基本的なビジネススキル
- ●コミュニケーション能力
- ●営業力
フリーコンサルタントになる前には、これらのスキルをしっかりと身につけておきましょう。
1. 経験・実績
クライアントは、フリーコンサルタントの経験や実績を評価基準として重視します。経験や実績が多いほど、信用につながるからです。フリーコンサルタントとしての経験が十分にあれば、問題はないでしょう。しかし、フリーコンサルタントとして初めて仕事を獲得するのであれば、前職での実務経験や成功体験をしっかりと用意しておく必要があります。
2. 案件領域に対する専門知識
フリーコンサルタントは、特定の領域に対する専門知識を持っていることが求められます。その知識を活用して、クライアントの課題解決に取り組むからです。
しかし、案件をスムーズに受注できるようになると、自己研鑽をおろそかにしてしまうことがあります。専門知識を継続的に更新し、最新の情報やトレンドに精通しておくことが大切です。これにより、クライアントに最適なソリューションを提供できるだけでなく、他のクライアントとの差別化にもつながります。
3. 基礎的なビジネススキル
フリーコンサルタントも一社会人であり、基本的なビジネススキルは必須です。たとえば、以下のようなスキルが挙げられます。
- ●資料作成のスキル
- ●プレゼンテーションスキル
- ●情報収集力
基礎的なビジネススキルがないと、クライアントに対して不信感を与えてしまう恐れがあります。クライアントに信用してもらい、課題解決に向けて具体的な行動に導くためにも、基礎的なビジネススキルは身につけておきましょう。
4. コミュニケーション能力
クライアントと密に連携してプロジェクトを進めるためには、コミュニケーション能力が不可欠です。クライアントのニーズや期待を理解するためには、コミュニケーション能力を駆使してヒアリングをする必要があります。また、複数の部署を巻き込んでプロジェクトを完了させるためには、相手に伝える力も求められます。
5. 営業力
フリーコンサルタントは、自分で案件を獲得するために営業力が必要です。自分のスキルや経験を効果的にアピールして案件を受注し、場合によっては条件の交渉も行うからです。また、ネットワークを広げ、リピート案件や紹介案件を増やすためにも、営業力が鍵になります。
フリーコンサルタントの案件獲得方法
フリーコンサルタントは、以下のような媒体から案件を獲得するのが一般的です。
- ●コンサルマッチングサイト
- ●クラウドソーシング
- ●ホームページ・SNS
これらの媒体をうまく活用して、案件を獲得してください。
コンサルマッチングサイト
コンサルマッチングサイトとは、フリーコンサルタントと企業を結びつけるプラットフォームです。フリーコンサルタントは、自分のスキルや経験に応じた案件を検索して応募します。
コンサルマッチングサイトで案件を探すのであれば、弊社PODがおすすめです。PODは戦略・IT関連の経営課題を中心に、様々なプロジェクトを紹介しています。
PODでは、プロジェクトの紹介前に大手ファーム出身者がキャリア面談を行っており、正確なキャリアとスキルの理解が可能です。初めて案件を探す方でも、安心してご利用いただけます。コンサルティング案件をお探しの方は、ぜひ弊社PODにご相談ください。
クラウドソーシング
クラウドソーシングは、インターネット上で不特定多数の人に仕事を発注したり、募集している案件を受注できるサービスです。代表的なクラウドソーシングサービスとして挙げられるのは、クラウドワークスやランサーズなどです。
フリーコンサルタントは、クラウドソーシングプラットフォームに登録し、案件に応募できます。また、クライアントから直接依頼されることもあります。
ホームページ・SNS
フリーコンサルタントの中には、ホームページやSNSを活用して案件を獲得することも可能です。高い情報発信スキルがあれば、自分で案件に応募せずとも舞い込んでくることがあります。
ホームページやSNSを開設する際には、これまでの業務実績などをしっかりと記載して、問い合わせフォームを設けるのがポイントです。
まとめ
当記事では、フリーコンサルタントの年収やメリット・デメリット、案件獲得方法について紹介しました。フリーコンサルタントは、会社員と比べて高い年収が期待できます。また、働き方の自由度が高いのが特徴です。
案件を獲得する際には、コンサルマッチングサイトやクラウドソーシングを活用するのが一般的です。コンサルマッチングサイトの中でも弊社PODであれば、サポート体制が充実しているため、初めて案件を探す方でも安心してご利用いただけます。
興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。