2022.08.22 DXテクノロジー事例|週刊DXニュース(2022年8月号No.3)
DX(デジタルトランスフォーメーション)事例をテクノロジー視点でご紹介する「週刊DXニュース」。今回は、「DX×AI」や「DX×メタバース」、「DX×IoT」をキーワードに、8/2~8/15に発表されたニュースをまとめてご紹介します。DX・テクノロジーのトレンドに関心がある方は、ぜひご一読ください。
2022年8月号No.3
目次
・DX事例|AI
- ソフトバンク、AIやRPAの活用によって約241億円のコスト削減に成功
- 画像認識AIで道路設備の点検業務効率化へ
・DX事例|メタバース
- 大丸・松坂屋のバーチャル店舗がメタバース空間上のイベントに出展
・DX事例|IoT
- 「IoT健康管理システム」で茨城県笠間市の市役所職員のヘルスケアをサポート
- 店舗や施設の二酸化炭素濃度を可視化。データに基づいた衛星管理が可能に
DX事例|AI
DX×AI事例に関して、8/2~8/15に発表されたニュースを2点ご紹介します。
ソフトバンク、AIやRPAの活用によって約241億円のコスト削減に成功
ソフトバンクは、AIやRPAの活用などにより合計4,513人月相当の業務時間効率化に成功しました。近年、A IやRPAによる業務効率化は様々な企業が取り組んでおり、コスト削減が期待されています。今回のソフトバンクの事例は、AIやRPAによる作業効率向上を目指す人にとって、参考になる取り組みがたくさんあるのではないでしょうか。
AIやRPAの活用などにより約4,500人月相当の業務時間を創出、創出した時間で新規事業をさらに加速~自社で積み上げた経験とノウハウで法人・自治体のDXを強力に支援~
画像認識AIで道路設備の点検業務効率化へ
NTTビジネスソリューションズは、広島県北広島町において画像認識AIによる道路設備点検に関する社会実験を開始します。簡易カメラから取得した画像をもとに、画像認識AIが標識やガードレールの錆などを自動で検出します。老朽化が進む社会インフラの点検をより効率的に行うための技術として、今後重要となってくるのではないでしょうか。
北広島町にて道路設備点検のDX化実験を開始 ~簡易カメラと画像認識AIの活用による設備点検の省コスト化にむけて
DX事例|メタバース
ここからは、メタバースを活用した事例をご紹介します。
大丸・松坂屋のバーチャル店舗がメタバース空間上のイベントに出展
大丸松坂屋百貨店は、VRイベント「バーチャルマーケット2022 Summer」に「バーチャル大丸・松坂屋」を出展します。ごちそうグルメを600点以上販売しており、食品3Dモデルやバーチャルカタログを参考にショッピングを楽しむことができます。スタッフのアバターによる接客を受けることもでき、新たな購買体験ができる取り組みとして注目です。
メタバース上のニューヨークに 仮想店舗「バーチャル大丸・松坂屋」を出展
DX事例|IoT
最後に、IoTに関する最新の事例のご紹介です。
「IoT健康管理システム」で茨城県笠間市の市役所職員のヘルスケアをサポート
NTT東日本と茨城県笠間市は、NTT東日本が開発する「IoT健康管理システム」を用いた笠間市役所職員の健康管理サポートを行います。近年では、スマートフォンやスマートウォッチなどのデバイスを使った健康管理アプリなどが浸透しています。職員のヘルスケアデータを可視化することによって、職場環境の改善が期待されます。
心身の変調を数値化して分析、早期対応への効果を検証~IoT デバイスを用いた、市役所職員の健康管理トライアルを実施~
店舗や施設の二酸化炭素濃度を可視化。データに基づいた衛星管理が可能に
日立製作所とイーヒルズが施設の衛生管理状況を可視化するサービス「T*Plats」を開発しました。イーヒルズが提供するIoTセンサーを活用し、大気中の二酸化炭素濃度や温湿度を測定し、データに基づいた衛生管理が可能となります。施設内の衛生管理状況をエンドユーザーがリアルタイムで見ることもできるため、感染症対策の一環としても注目のニュースです。
施設の衛生管理状況を見える化する「T*Plats」の提供を開始
まとめ
今回は、DX・テクノロジー事例について、「DX×AI」、「DX×メタバース」、「DX×IoT」に関するニュース(8/2~8/15)をご紹介しました。DXの取り組みは今後ますます加速していくことが予想されます。こちらのコーナーを通して、今後も皆様にいち早く情報をお届けできればと思います。