2021.05.10 日本IBM、三井化学とブロックチェーンを活用した資源循環プラットフォーム構築を目指した協働を開始
4月26日、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は、ブロックチェーン技術を活用した資源循環プラットフォームの構築を目指し、三井化学株式会社(以下、三井化学)との協働開始を発表した。
資源循環型経済の実現が求められる中、素材のトレーサビリティが課題とされている。今回、日本IBMと三井化学が構築を目指す資源循環プラットフォームは、モノマー・ポリマーなどの原材料から製品の製造・販売・使用、およびその後の回収から解体・破砕され、リサイクル原料となり、製品製造に再利用されるまでの、資源ライフサイクルにおけるトレーサビリティを担保する。
さらに、リサイクル原料の製造工程や検査工程、物性情報や品質情報なども評価することで、円滑な流通を支援することをめざす。このようなトレーサビリティシステムにブロックチェーン技術を活用することで、サプライチェーンの透明化を図り、各ステークホルダーは中立性と公平性を担保しながら、監査業務の効率化やペーパーレス化などの実現も可能となる。
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