2019.03.14 アクセンチュア、JALの空港旅客サービスシステムを開発。AIで待ち時間短縮へ
3月12日、日本航空株式会社(以下「JAL」)は、アクセンチュア株式会社(以下「アクセンチュア」)と協力して人工知能(AI)を活用した空港旅客サービス案内の支援システムを開発。同日、成田空港および羽田空港の国際線チェックインカウンターで試験導入を開始すると発表した。
本サービスシステムは、AIを活用してチェックインカウンターでの旅客案内を補佐するもので、顧客からの問い合わせに対して空港スタッフが発言した内容をAIが解釈し、必要な情報をスタッフが持つタブレット端末に自動的に表示させる。
例えば、手荷物の問い合わせや座席アップグレードの要望など、従来はチェックイン端末と異なる資料を参照する必要があった問い合わせにワンストップで回答でき、今回試験導入したシステムによって、旅客の待ち時間が大幅に削減されるとともに、スタッフと旅客のコミュニケーションが活性化することによる満足度向上も期待されている。
本サービスシステムを利用したチェックインカウンター業務の様子(以下リリースより引用)
リリースによると、アクセンチュアは開発にあたり「アクセンチュア アプライド・インテリジェンス(AIやデータサイエンスの専門組織)」の技術力や、「アクセンチュア・コンサルティング」の知見を活用。また、サービスシステムの開発に同社の「AI HUBプラットフォーム」を採用したことにより、わずか二週間でAIエンジンを活用した基盤を開発したと述べられている。
本サービスシステムは2018年10月に行われた検証を踏まえ、実際のチェックイン作業で試験導入される運びとなった。試験導入は2019年3月末まで継続され、その後成田空港・羽田空港での本格導入が検討される。
詳しくは以下のリリースをご覧ください
https://www.accenture.com/jp-ja/company-news-releases-20190312