2014年秋・上場コンサル各社決算比較 ①10/29までに発表の4社 | コンサル業界ニュース

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2014.10.29 2014年秋・上場コンサル各社決算比較(10/29更新)

上場コンサルティング関係各社の四半期決算が10月下旬から11月中旬に発表される。各社決算の比較を実施。

10月29日までに発表した4社について、いずれも売上高は前年を上回る好決算となっている。

※社名部分が決算短信とリンクしています。赤字は去年を下回る。青字は去年を上回る。単位は百万円。カッコ内は前年同期比。発表日順。

社名
 
売上 前年比 営業利益 前年比 純利益 前年比
野村総合研究所
(10/24発表、第2四半期)
 
197,346
(+8.1%)
22,126
(-6.9%)
23,406
(+43.7%)
ドリームインキュベーター
(10/28発表、第2四半期)
 
5,419
(+23.6%)
911
(+75.3%)
710
(+60.8%)
山田ビジネスコンサルティング (10/28発表、第2四半期)
 
4,145
(+20.0%)
961
(+17.8%)
647
(-12.4%)
フューチャーアーキテクト
(10/28発表、第3四半期)
 
25,437
(+16.9%)
3,225
(+28.0%)
1,79
(+12.4%)

4社の中で最も売り上げ増加率が高かったドリームインキュベータにおいては、売上高が10.3億円(前年比23.6%)増加。売上全体の約25%を占める戦略コンサルティングで1.3億円、保険事業(投資先のアイペット含む)で5.5億円、営業投資育成事業で4億円の増加など各事業とも順調に増加している。

野村総合研究所は企業収益の改善を受け、企業の構造改革にかかるコンサルティングや、顧客のシステム刷新プロジェクトの実行を支援するシステムコンサルティングが増加したとのこと。

山田ビジネスコンサルティングは、経営コンサルティング事業においては「人員増に伴う人件費の増加等のコスト増により前年同期比では減益となりましたが、M&Aコンサルティング及び事業承継コンサルティングの案件受注が順調であった」としており、また資本・株式・株主に関するコンサルティング事業において、「ファイナンシャルアドバイザリー業務、バリュエーション業務の案件受注が順調であったこと、及び大型M&A仲介案件を売上実現できたことから、業績は前年同期比大幅な増収増益となった」ということ。

また、フューチャーアーキテクトにおいては主力のITコンサルティング事業において、
当社において、業務改革を伴うITシステムの刷新・統合に関する大型プロジェクトが引き続き順調に進捗。金融クラウド(SKYBANK)関連など金融機関からの受注も増加したことにより、前年同期比で売上高が増加したとのことだ。

以下の各社においては金曜日以降、順次決算が発表される。

社名 売上 前年比 営業利益 前年比 純利益 前年比
NTTデータ
(10/30発表、第2四半期)
ビジネスブレイン太田昭和
(10/30発表、第2四半期)
GCAサヴィアン
(10/30発表、第3四半期)
三菱総合研究所
(10/31発表、通期)
電通国際情報サービス
(10/31発表、第2四半期)
船井総合研究所
(10/31発表、第3四半期)
タナベ経営
(11/5発表、第2四半期)
ウルシステムズ(※1)
(11/7発表、第2四半期)
シグマクシス
(11/10発表、第2四半期)
ジェクシード
(11/13発表、第3四半期)

過去にもコンサル業界ニュースでは3か月ごとに比較を行っていますが、その前四半期、前々四半期の比較は以下のページでご覧ください。

2014年春(2014年5月20日) https://pod.jp/consulnews/2014/05/20/jyojyoconsulhikaku/
2014年冬(2014年2月11日) https://pod.jp/consulnews/2014/02/11/jyojyo/
2013年秋(2013年11月1日) https://pod.jp/consulnews/2013/11/01/kessan_hikaku/
2013年夏(2013年8月9日) https://pod.jp/consulnews/2013/08/19/financialreport/

 

 

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