2017.09.11 ミツモア石川彩子氏(ベインアンドカンパニー出身)
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コンサルグファームを卒業後に「起業」にチャレンジしている人は多い。
本特集「コンサルティングファームを経た起業家たち」では、コンサル出身の起業家を詳細に紹介します
石川彩子氏のプロフィール
ベインから米ウォートンでMBA取得後にシリコンバレー勤務を経験
ミツモア石川彩子氏
ミツモアCEOの石川彩子氏。2007年に東京大学法学部を卒業、07~2012年までベイン・アンド・カンパニーで戦略コンサルタントとして勤務。米ペンシルバニア大学Wharton校でMBA取得、その後も米国に残って2014年からシリコンバレーのスタートアップ企業Zazzleでプロダクト開発・マーケティング・ファイナンスを担当した。2017年2月に日本でミツモアを創業した。
米国ではローカル(地域密着型)サービスの市場効率化を目指すプラットフォームが複数誕生しているが、日本ではこの分野がまだまだ成熟しておらず、先駆者としてチャレンジしていきたいと起業した。
ミツモアのサービス
マッチングの自動化でローカルサービスの効率化を目指す
ミツモアは「顔の見えるプロ」を見つけるための地域密着型サービスの見積もりプラットフォーム。リフォーム、カメラマン、士業など60以上のジャンルで見積もりを依頼すると、最短10分で見積もりの返答がくる。
ローカルサービスの効率化が進む米国では、「Thumbtack」というプラットフォームが「Google Capital」から「ローカルサービス市場の効率化に成功した最初の会社」と評され、2000億円を超える流通金額でユニコーンになっている。
一方で、日本のローカルサービス市場(リフォームやケータリグから士業まで地域密着型サービス全般)は数十兆円市場ながら非効率。現場担当者が営業もするなど働きが長時間化。また、従来の仲介サイトを使ったサービスでも人力に頼るなど中小企業・個人事業主に負担が大きかった。ミツモアはそれを自動化することで、中小企業などの顧客基盤を安定させ、また、長時間労働も減らすことを目指す。
(同社WEBサイトより)
ミツモアの今後の展望
複数の個人投資家から4800万円調達。2カ月で1000事業者が登録し上々のスタート
2017年6月に複数の個人投資家から4800万円以上の資金調達を完了。ミツモアはサービス開始2カ月の時点ですでに約1000の事業者が登録。9月には登録事業者数が1万人を突破し、早くも急成長を見せている。
ミツモアは現在600以上の業種で専門家を募集。そして、今後、さらに多業種をカバーすることによってユーザーの獲得を行い、すべてのローカルサービスのプラットフォームを目指してサイト内での様々な業種のスキルをシェアできるように成長を加速させていく。
出典:同社プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000026519.htmll
出典:PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000026519.htmll