ブーズ出身の佐谷進氏が創業したプロレド・パートナーズがマザーズ上場 | コンサル業界ニュース

コンサル業界ニュース

ホーム > ブーズ出身の佐谷進氏が創業した成果報酬型コンサルのプロレド・パートナーズがマザーズ上場

2018.07.27 ブーズ出身の佐谷進氏が創業した成果報酬型コンサルのプロレド・パートナーズがマザーズ上場

株式会社プロレド・パートナーズは7月27日、東京証券取引所マザーズに上場した。

今週は7月23日のマネジメントソリューションズ社に続きコンサル関連企業の上場が続いている。

プロレド・パートナーズの上場初日の初値は7,170円で公開価格4,250円を68.7%上回った。前場を終えた時点でさらに株価は上昇し7,950円となっている。

同社は、2009年にブーズ・アンド・カンパニー(現PwCコンサルティング合同会社)出身の佐谷進氏がアクセンチュア戦略グループ出身の山本卓司氏と共に創業。

戦略コンサルティングファームで行っている主な経営コンサルティングをパッケージ化し、企業再生ファンドや大手・上場企業に対して成果報酬型の経営コンサルティングを提供している。

ph10
株式会社プロレド・パートナーズのウェブサイトhttps://www.mgmtsol.co.jp/

創業者で代表取締役を務める佐谷進氏は、東京芸術大学美術学部卒業後、ジェミニ・コンサルティング、ブーズ・アンド・カンパニー(現PwCコンサルティング合同会社)にて、大手プラント工業のリエンジニアリング、大手都銀の営業戦略の策定、経済産業省依頼のリサーチなどの経営コンサルティングを経験。その後、不動産運用(REIT)会社を経て、2009年12月プロレド・パートナーズを創業。

また、佐谷氏と共に同社を創業した山本卓司氏は、立命館大学政策科学部卒業後、株式会社リクルート(現株式会社リクルートホールディングス)にて、コンサルティング営業、新規事業開発等を経験。その後、アクセンチュア株式会社/戦略グループにて、主に大手製造業、小売流通業の新規事業立ち上げ支援、マーケティング戦略や中期事業計画の策定などの経営コンサルティングに従事。

さらに、同社取締役の遠藤昌矢氏もコンサルティングファーム出身。遠藤氏は、京都大学理学部大学院卒業後、ジェミニ・コンサル ティング、ブーズ・アンド・カンパニー(現PwCコンサルティング合同会社)にて、製造、IT、流通、小売等を中心に、中期経営戦略の立案、アジア市場への参入戦略、新規事業立ち上げ、M&A支援、R&Dテーマ選定などの幅広い経営コンサルティングを経験。

プロレド・パートナーズの平成29年10月期における売上高は1,013百万円(前年比96.7%増)、経常利益279百万円(前年比510.9%増)。4年前の平成25年10月期と比較すると、売上高6.4倍、経常利益11.6倍と驚異的な成長をみせている。

詳しくは日本証券取引所の新規上場ページで公開されている新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)(PDF)を以下のリンクからダウンロード頂きご覧ください。
https://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/nlsgeu0000036a36-att/07ProredPartners-1s.pdf

また、コンサル業界ニュースでは、昨年、佐谷氏へのインタビューを行っているので、こちらもご覧ください。

投資ファンドに求められるコンサルファーム -「成果報酬」をマネージするプロレド・パートナーズ-

なお、以下に当ニュースで取り上げた、最近上場したコンサルファーム出身の起業家の記事を列挙しておく。

A.T.カーニー出身の松本恭攝氏が創業したラクスルがマザーズ上場

アンダーセンコンサル出身の高橋智道氏が創業したRPAホールディングスがマザーズ上場

アクセンチュア出身者2名が役員を務める「エル・ティー・エス」東証マザーズに上場承認

BCG出身の上野山勝也氏が創業の「PKSHA Technology」が東証マザーズ上場承認

マッキンゼー出身田中祐輔氏が、創業初期から代表を務めるロコンドが上場へ

マッキンゼー出身の木南陽介氏が創業したレノバが東証マザーズ上場へ

コンサル業界ニュースメールマガジン登録


 

Related article

Pickup

Feature

マッキンゼー出身の原聖吾氏が設立した医療系スタートアップが11億円の資金調達

マッキンゼー出身の起業家 原 聖吾 氏が2015年に起業した医療系スタートアップ「株式会社情報医療」(※以下「MICIN」)が、2018年4月末までに三菱商事株式会社など4社から11億円を調達したことを発表した。

2018.05.15

~INTERVIEW~A.T.カーニー石田真康が歩む戦略コンサルタントと宇宙ビジネス活動という2つの世界

宇宙ビジネスに取り組むきっかけ。それは、30歳を手前に病に倒れた時、少年時代に抱いた宇宙への憧れを思い返したことだった。石田氏は戦略コンサルタントとして活動しながらどのように宇宙ビジネスに取り組んでいるのか語ってもらった。

2018.01.10

~INTERVIEW~ 経営共創基盤の10年【第4回】コンサル業界の枠を超えたプロフェッショナルファームの実像

経営共創基盤(IGPI)の代表的な実績の一つが、東日本の地方公共交通など8社を傘下に持つ「みちのりホールディングス」への出資と運営だ。経営難の地方公共交通事業を再建しローカル経済にも貢献している意味でも高い評価を得ている事業。なぜ右肩下がりが続く構造不況業種の地方公共交通に出資したのか、どのように事業再生の成功にまでに至ったのか。みちのりホールディングス代表取締役の松本順氏(経営共創基盤・取締役マネージングディレクター)に聞いた。

2017.11.22


ページの先頭へ