2018.03.21 デロイトがVR/MR/ARのビジネス活用支援で、アルファコード社と協業することを発表。
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社と株式会社アルファコードは3月19日、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)技術のビジネス活用を支援するサービスにおいて協業を開始した。
株式会社アルファコードは2015年10月に株式会社UEIのソリューション事業を引き継ぐ形で設立された企業。VR・MR・AR技術を活かしたソリューションビジネスや、ゲーム、スマートフォン向けサービスの開発・提供を軸に、アプリケーションの創出に取り組んでいる企業。代表取締役社長 CEO 兼 CTO を水野拓宏氏がつとめる。
VR/AR/MRは技術が成熟過程に入っており、今後急速な市場規模の拡大が見込まれている。まさに今は、その活用分野の軸足が従来のゲームやエンターテインメントからビジネス分野へと転換するタイミングにあり、欧米では既に様々なビジネス分野での活用が始まっている。一方で、日本企業では「活用場面が分からない」「導入が大変そう」などの理由から、欧米と比較してビジネス活用が遅れ気味と言われている。
今回の協業において両社はVR/AR/MRに対する技術的知見のほか、ビジネスモデルの構想や業務変革をはじめとした幅広い領域におけるそれぞれの国内外における知見と経験をもとに、クライアントの事業戦略・業務変革の構想策定からシステム構想、PoC実施、導入・展開に至るまで総合的に、チームとして連携して支援を行う。また、アルファコードの有する各種VR/AR/MR関連サービスやコンテンツ開発運営実績を活かして開発したVRコンテンツ制作を容易にするコンテンツマネジメントシステム(CMS)「VRider DIRECT」(※注)の利用等により、日本企業が抱えるハードルを解消し、迅速なビジネス活用を実現する。
※注:「VRider DIRECT」は、今まで専門的な知識が必要だったVRコンテンツの作成・編集・配信までを、誰でも簡単に日常的にできるようにするワンストップシステム。朝日新聞社様の体験型報道アプリ「NewsVR」等、多数の企業様に空間や体験を構築するシステムとして利用されている。
詳しくは以下のリリースをご覧ください。
https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/news-releases/nr20180319.html
PwCコンサルティングも昨年12月に他社との協業を開始
VR/ARの分野におていは、昨年12月6日、PwCコンサルティングが、株式会社エイド・ディーシーシーおよび株式会社Psychic VR Labと協業を開始。デジタル分野でのイノベーション創出を目指す企業や組織を対象に、VRやAR技術を活用した新規事業やサービスの開発を支援している。以下の過去記事も併せてご覧ください。