フューチャーを経てベイカレントに転じた元社員、不正競争防止法違反容疑で逮捕 | コンサル業界ニュース

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2018.03.08 フューチャーを経てベイカレントに転じた元社員、不正競争防止法違反容疑で逮捕

時事通信、日経新聞、朝日新聞などの各種メディアが報じるところによると、フューチャーアーキテクトから営業秘密を持ち出したなどとして、警視庁生活経済課は8日までに不正競争防止法違反(営業秘密の領得、開示)容疑で、フューチャーアーキテクト元執行役員の岸本昌平容疑者(39)を逮捕したということだ。

各種メディアの情報を総合すると、岸本昌平容疑者の逮捕容疑は2017年1~2月、当時執行役員を務めていたフューチャーアーキテクト社員として自身が作成した顧客向けの金融システム提案書や見積書、従業員名簿の一部約100人分を複製を同社サーバーから取得して複製し、持ち出すなどした疑い。時事通信によると「自分で作成した資料なので問題ないと思った」と容疑を否認しているという。

岸本昌平容疑者はベイカレント・コンサルティングにヘッドハンティングされ、当時フューチャーアーキテクト社と二重雇用の状態だったという。

フューチャーアーキテクトはデータの流出に気づき、2017年4月に警視庁に相談。5月には岸本容疑者を懲戒解雇。さらに8月に岸本容疑者とベイカレントコンサルティングに損害賠償を求める訴訟を起こした。この時のニュースは当ニュースサイトでも取り上げている。日経新聞によると、岸本容疑者は今年1月、ベイカレントコンサルティングを自主退職しているということだ。

日経新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2784523008032018CC0000/
朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASL383RHLL38UTIL00J.html
時事通信
https://www.jiji.com/sp/article?k=2018030800705&g=soc

去年8月に報じられたフューチャーアーキテクトがベイカレントと元従業員を提訴。二重雇用契約で営業秘密を不正取得のニュース。

フューチャーアーキテクトがベイカレントと元従業員を提訴。二重雇用契約で営業秘密を不正取得

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