2015.11.02 IDC、コンサル市場およびBPO市場規模予測を発表。コンサル市場8.1%増の3,373億円
10月29日、IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社は、ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)およびビジネスコンサルティングから構成される「国内ビジネスサービス市場」予測を発表した。
ビジネスコンサルティング市場
経営戦略策定や業務改善/変革、組織/人事改革といった分野で提供される国内ビジネスコンサルティング市場の2015年の支出額は、前年比8.1%増の3,373億円と大幅に成長する見込み。
同社では、第3のプラットフォーム(ビッグデータ/アナリティクスやクラウド、モビリティ、ソーシャル技術)を前提とする新たなビジネスの開発やイノベーションの創出といった、「デジタル変革」に向けたビジネスコンサルティングサービスへの需要が高まっており、大手事業者を中心にこれに対応する人材(コンサルタント)を積極的に拡大していることが背景にあると分析している。
BPOサービス市場
また、人事、カスタマーケア(コンタクトセンター)、財務/経理、調達/購買の4分野で構成される国内BPOサービス市場の2015年の支出額は、4分野全てでプラス成長を遂げ、前年比4.3%増の6,674億円になると予測。
2014年までに続き、好調な企業業績を背景に大企業における中期的な体質改善に向けた間接業務の効率化需要が継続していることに加え、中堅企業における利用も拡大しつつあるとしている。
両市場合計で初めて1兆円を超え。2019年には1.16兆円に達する見込み
2015年の両市場を合計した国内ビジネスサービス市場は前年比5.5%増の1兆46億円と初めて1兆円を超え、5年連続のプラス成長になる見込み。
また、2014年~2019年の年間平均成長率は4.2%で、活発な需要を背景にプラス成長を継続し、2019年には1兆1,668億円に達するとIDCでは予測を発表している。
詳しくは以下のリンクをご覧ください。
http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20151029Apr.html