2023.05.26 SAPとGoogle Cloud、新しいオープンデータサービスの提供を発表
SAP SE(以下、SAP)とGoogle Cloudは、パートナーシップを大幅に拡張し、新しいオープンデータサービスを提供することを発表した。このオープンデータサービスは、データ環境をシンプルにしてビジネスデータの力を引き出せるように設計されている。
本サービスにより、企業はSAP DatasphereソリューションとGoogleのデータクラウドを組み合わせて、エンド・ツー・エンドのデータクラウドを構築できるようになる。これにより、企業はデータ資産全体をリアルタイムで確認できるのだ。
新たなオープンデータサービスは、Google CloudやGoogle Cloud上でRISE with SAPソリューションを利用するクライアントに対して、具体的に以下の機能を提供する。
- ・ビジネスクリティカルなデータへのリアルタイムアクセス
- ・データ環境の簡素化
- ・Google CloudのAIとMLモデルによるインサイト作成
- ・高度な分析の実行
- ・サステナビリティへの取り組み
SAPのCEO兼エグゼクティブ・ボード・メンバーであるクリスチャン・クラインは、次のようにコメントしている。
「SAPのシステムとデータをGoogleのデータクラウドに統合することで、企業はあらゆるデータからより多くの価値を引き出すための全く新しい機会を得られます。SAPとGoogle Cloudは、オープンデータへの取り組みにコミットしており、パートナーシップの拡張は、異なるシステム、データベース、環境に保存されたデータ間の壁を取り払うのに役立ちます。私たちのお客様は、当社のシステムにすでに組み込まれているビジネスAIだけでなく、統合されたデータ基盤からも恩恵を受けることができます。」
また、両社はマーケティング活動でも連携し、クライアントがSAPとGoogle Cloud両社のデータ製品を単一のサービスの一部として採用できるようにする予定だ。
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