2023.03.20 週末起業でフリーのコンサルタントとして独立するには?週末起業のメリット・デメリット、成功のポイントなどを紹介
将来的にはコンサルタントとして独立したいと考え、週末起業をする人が増えつつあります。週末起業とは、本業を続けながら週末や平日の本業後に起業する方法です。日本政府も「働き方改革」の一貫として、「兼業・副業」などが重要であるとしています。
しかし、「なかなか起業に踏み切れない」「いきなり大型プロジェクトができるか自信がない」という方も多いのではないでしょうか。本記事では週末起業を興味のある方に向けて、週末起業のメリット・デメリット、成功させるためのポイントを紹介していきます。
目次
週末起業でフリーのコンサルタントとして独立するには?週末起業のメリット・デメリット、成功のポイントなどを紹介
コンサルタントが週末起業するメリット
キャッシュフローに不安がない
自分の市場価値
本業にも良い影響が生まれる
コンサルタントが週末起業するデメリット
休みや自由時間が減り、ワークライフバランスが崩れやすい
本業に悪影響が生じる可能性もある
営業(案件獲得)・事務処理・トラブル対応などが発生する
そもそも週末起業とは?
週末起業とは、本業を続けながら休日や就業後の空いた時間に起業をすることです。これまで起業する際は、本業を辞めてから独立するのが一般的でした。しかし、インターネットの発達によって小規模での起業が可能になり、週末起業で起業する人が増えています。
日本政府も、週末起業を含むスタートアップの育成を重要な施策として位置づけています。2022年をスタートアップ創出元年として、5年間で10倍増にすることを目指しており、週末起業を推し進めている状況です。
※ 出典:2023年3月経済産業省|スタートアップ育成に向けた政府の取り組み
副業との違い
週末起業と副業は、「本業以外でお金を稼ぐ」という点では共通しています。しかし、「起業しているかどうか」という明確な違いがあります。
週末起業は、起業する事業を本業にして、将来独立することが目的であることが多いです。そのため、本業を続けながら起業する必要があります。対して副業は、お金を稼ぐことが目的であることが多く、起業する必要がありません。本業とは別の企業から報酬を得るのが一般的です。
コンサルタントが週末起業するメリット
週末起業は、どのような業種でも可能です。中でもコンサルタントは、本業で培った知識や経験をそのまま活かすことができ、週末起業しやすい業種の一つです。
コンサルタントとして週末起業する場合、まずはフリーランスとして案件を受注するのがいいでしょう。案件の受注が増えてきて、フリーランスとしての所得が800万円を超えたタイミングが、法人成りの一つの目安になります。
コンサルタントの案件は、分野によってプロジェクト単価が100万円を超えることも珍しくありません。フリーランスのコンサルタントとして活躍を目指すのであれば、最初から「法人化」を念頭においておくといいでしょう。
さて、コンサルタントとして週末起業するにあたり、メリット・デメリットの双方を理解しておく必要があります。コンサルティングとして週末起業するメリットは、以下の3点です。
キャッシュフローに不安がない
週末起業は本業の仕事を続けながら起業するため、毎月本業からの給料を得ることができます。つまり、週末起業による収益が0円であっても生活には困らないのです。
さらにコンサルタントとしての起業は、初期費用がほぼかかりません。PC一台と働く場所さえあれば業務を行うことができます。
これらの理由から、コンサルタントとして週末起業する場合はキャッシュフローの面で安心感があり、リスクの低い起業といえます。
自分の市場価値
本業のみを続けていると、自分の市場価値を判断することは難しいでしょう。本業のみでは、社内での評価しか分かりません。社外の人と接するときも、本業のネームバリューが影響します。
フリーランスとして仕事を獲得することで、自分の時給がいくらであり、どのくらいの価値があるのかを知ることができます。また仮に案件を獲得できなかった場合でも、自分に足りないスキルを認識することができるでしょう。
本業にも良い影響が生まれる
週末起業では、新たなスキルや経験を得ることができます。これらを本業に活かすことで、本業にも良い影響が生まれるでしょう。また、週末起業によって本業を客観視することで、新たな視点に気付くこともあるかもしれません。
さらに、精神面での良い影響も想定されます。週末起業で事業が成功すると、本業に対するモチベーションや満足度も高まるでしょう。
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コンサルタントが週末起業するデメリット
一方で、コンサルタントとして週末起業をすると、以下のようなデメリットが生じる可能性があります。デメリットを認識した上で、週末起業をするかどうか判断することが大切です。
休みや自由時間が減り、ワークライフバランスが崩れやすい
週末起業は、週末や平日の就業後に行います。本業ではない時間をこれまで家族や趣味に費やしていた場合、その時間が取れなくなってしまいます。
さらに、本業と週末起業によって休む時間が十分に取れず、健康に悪影響が出る可能性もあります。週末起業は、無理のない範囲で行うようにしましょう。
本業に悪影響が生じる可能性もある
フリーランスとしての仕事が軌道に乗り忙しくなってくると、本業が疎かになってしまうことも考えられます。平日の業務後は本業を残業するのか、週末起業で受注した案件をこなすべきか、優先順位の付け方が難しいと感じることもあるかもしれません。
また、就業規則で副業を禁止している会社もあるので注意が必要です。週末起業も基本的には副業に含まれます。副業を禁止している会社で週末起業をすると、処分の対象になる可能性があります。週末起業を始める前には、会社の就業規則をよく確認しておくことが大切です。
営業(案件獲得)・事務処理・トラブル対応などが発生する
週末起業して案件を受注する際には、案件獲得や事務処理、クライアントへのトラブル対応などが発生します。起業することで会社員より対応が増え、想定よりも手間と時間がかかります。
コンサルタントとして週末起業をする時は、「POD」など仲介業者を利用するのがおすすめです。「POD」では、フリーコンサルタントと企業とのマッチングを行っています。クライアントとの調整やトラブルシューティングなども「POD」のスタッフがサポートしており、週末起業後すぐでもスムーズに案件を受けることができます。
コンサルタントが週末起業で成功するポイント
末起業で成功するためには、週末起業の成功事例を見つけて、週末起業のノウハウを知ることがもっとも重要です。週末起業の成功事例は、以下のような方法で収集できるでしょう。
- 「POD」など仲介業者のコンサルタントサポーターに聞く
- すでに週末起業をしている人のSNSを見つける
- 週末起業している知人から話を聞く
事前にノウハウを知ることで、より戦略的に週末起業に取り組むことができます。そして戦略を立てる上で大切なのは、以下の2点です。
- 自分の強みを理解する
- 簡単な計画を立てる
まずは自分の強みを理解して、コンサルティングの領域を決めましょう。他のフリーランスと比べてどのような点で強みがあるのか、どのような領域が得意なのかを理解しておくと、案件を獲得しやすくなります。
そして週末起業は、本業との両立も大切です。上手く時間管理をすることで本業と週末起業を両立できるため、事前に入念な計画を立ててから進めましょう。
まとめ
コンサルタントとして週末起業するメリットは多々あります。コストがあまりかからず起業できるためキャッシュフローに不安がなく、週末起業で得たスキルや経験を本業で活かすこともできます。しかし、本業と週末起業を両立することができないと、本業に迷惑がかかったり、自身に悪影響を及ぼしたりしかねません。
週末起業をする上では、計画を立てて戦略的に進めることが大切です。そのためにも、週末起業でのノウハウは事前に収集しておきましょう。
起業したいがなかなか踏み出せない、得意領域が決めきれない、どのような要件・単価の案件があるのか分からない方は、お気軽に「POD」にご相談ください。