DX（デジタルトランスフォーメーション）事例をテクノロジー視点でご紹介する「週刊DXニュース」。今回は、「DX×AI」や「DX×メタバース」、「DX×NFT」をキーワードに、12/12～12/18に発表されたニュースをまとめてご紹介します。DX・テクノロジーのトレンドに関心がある方は、ぜひご一読ください。

2022年12月号No.3

　　　

　　

目次

・DX事例｜AI
　－　AI民主化を目指し画像認識AIの簡単かつ低コストでの業務実装が可能に
　－　熟練者の暗黙知をAIが再現。製造の品質安定化を支援する新サービスが登場
・DX事例｜メタバース
　－　弁護士や専門家の見解・成果をブロックチェーンで可視化。メタバース内での法的課題解決を目指す
・DX事例｜NFT
　－　アミューズ、子会社と共同でNFTが保有できるウォレットサービスを提供開始
　－　愛媛県のゆるキャラ「みきゃん」がデジタルアート化・NFTとして配信

　　

　　

DX事例｜AI

DX×AI事例に関して、12/12～12/18に発表されたニュースを2点ご紹介します。

　　

AI民主化を目指し画像認識AIの簡単かつ低コストでの業務実装が可能に

AI insideは、国内監視カメラ大手i-PROのモジュールカメラとAI insideのノーコードAI開発・運用プラットフォーム「Learning Center Vision」が機能連携したことを発表しました。AI insideは、今後様々なハードウェアとの機能連携を進め、AIの民主化の推進を図ります。AIの活用がより身近になっていることを感じられる事例です。

AI inside のノーコードAI開発・運用プラットフォームが、国内監視カメラ市場でトップシェアを誇るi-PROのモジュールカメラと機能連携、画像認識AIの実装を簡略化しAI民主化を推進

　　

　　　

熟練者の暗黙知をAIが再現。製造の品質安定化を支援する新サービスが登場

三菱総研DCSが、製造業の品質安定化を目指したAIサービスのテスト販売を開始しました。本サービスは、熟練技能者が持つ長年の勘をAIが学習・再現することによって製造品質の安定化を図ります。今後活用が進むことで製造業の更なる発展が期待されるのではないでしょうか。

熟練技能をAIで再現し、製造品質の安定化を支援するAIサービスのテスト販売を開始 ～10社限定で販売先を募集

　　

DX事例｜メタバース

ここからは、メタバースを活用した事例をご紹介します。

　　

弁護士や専門家の見解・成果をブロックチェーンで可視化。メタバース内での法的課題解決を目指す

メタバースでの士業サービスを提供するロボットコンサルティングが、メタバース空間内でブロックチェーンを活用し、弁護士の業務や反例を可視化することでユーザーが確認することができる特許を取得しました。弁護士などの専門家に依頼するユーザーが、対象の問題を解決するためにより確実な情報を電子データから取得することができます。メタバース空間内での法的課題解決を目指すロボットコンサルティングに今後も注目です。

世界初！メタバース空間においてのブロックチェーン技術を活用した特許の取得。弁護ロボットで活用

　　

　　

DX事例｜NFT

最後に、NFTに関する最新の事例のご紹介です。

　　

アミューズ、子会社と共同でNFTが保有できるウォレットサービスを提供開始

アミューズが、子会社のKultureと共同で開発したNFTウォレットサービス「A Wallet」を提供開始しました。アミューズはこれまでにも積極的にNFTに関する取り組みを進めており、NFTを活用した新しいエンターテイメントの価値を提供しています。「エンターテイメント×NFT」によって、ファンは新しい楽しみ方ができるのではないでしょうか。

誰でも簡単にNFTを楽しめるウォレットサービス 「A Wallet」をリリース！ 第一弾として「SUPER HANDSOME LIVE 2022 “ROCK YOU! ROCK ME!!”」ライブ配信のオリジナル視聴チケットNFT付与が決定!!

　　

　　　　

愛媛県のゆるキャラ「みきゃん」がデジタルアート化・NFTとして配信

愛媛県はイメージアップキャラクターである「みきゃん」のNFTを配信開始したことを発表しました。みきゃんをテーマに県内外のクリエイターが創作したデジタルアートとして、全17デザインが配信されます。都道府県のゆるキャラがNFTとして配信されることで、地域のPRに繋がることが期待されます。

愛媛県庁／みきゃんNFTの配信開始について

　　

　　

まとめ

今回は、DX・テクノロジー事例について、「DX×AI」、「DX×メタバース」、「DX×NFT」に関するニュース（12/12～12/18）をご紹介しました。DXの取り組みは今後ますます加速していくことが予想されます。こちらのコーナーを通して、今後も皆様にいち早く情報をお届けできればと思います。