2022.12.14 シグマクシス|日系グローバルファームの企業特徴| フリーコンサルタントのPOD
シグマクシスは2008年に設立された日系コンサルティングファーム。2021年10月にグループ企業を統合して誕生した持株会社シグマクシス・ホールディングスの一員です。シグマクシスはデジタル経済下におけるマネジメント、デジタル、サービスの「3つの変革」を支援しています。この記事では、シグマクシスの事業内容や特徴を紹介します。
目次
・シグマクシスの事業概要
‐ ネットワークを活かした広義のDX支援
‐ シグマクシスが支援する3つの変革
‐ 「クロスパートナー」として企業の課題を解決
・シグマクシスのファーム特徴
‐ STRONG POINT01:構想力×実現力
‐ STRONG POINT02:アグリゲーション×シェルパ
‐ STRONG POINT03:コンサルティング×投資
‐ STRONG POINT04:アライアンス・ネットワーク
・まとめ
シグマクシスの事業内容
外資系や大手IT企業系のコンサルティングファームが多い中、シグマクシスは日本発のコンサルティング会社として、クライアント企業の価値創造に向けた事業を行っています。ここでは、シグマクシスの具体的な事業内容を解説します。
ネットワークを活かした広義のDX支援
シグマクシスが行っている事業のメインテーマは、企業のデジタル・トランスフォーメーション支援です。デジタルテクノロジーの活用で、企業の事業戦略策定、業務変革、組織変革などをサポート。社内外の能力を組み合わせたプロジェクトのプランニングや実行を通じて、幅広い産業分野で企業の価値創造に取り組んでいます。
近年ではコンサルティングだけでなく、アライアンス・ネットワークを活かした企業同士の連携による事業創造や、関連する各種事業への投資にも参画。ベンチャー企業の支援などにも活動の幅を広げ、社会の課題を解決する新たな市場や価値の創出にも積極的です。
シグマクシスが支援する3つの変革
シグマクシスの事業の特徴はクライアント企業に、次の「3つの変革」を支援するコンサルティング・サービスを提供していることです。
- ●デジタル・トランスフォーメーション(DX:Digital Transformation):ビジネスモデル変革と生産性向上
- ●サービス・トランスフォーメーション(SX:Service Transformation):新価値の創造
- ●マネジメント・トランスフォーメーション(MX:Management Transformation):経営プラットフォーム改革
既存の事業や業務をデジタル化して、生産性や効率を上げていく狭義のデジタル・トランスフォーメーション(DX)。デジタルテクノロジーで、新たな価値創造モデルを作り上げていくサービス・トランスフォーメーション(SX)。DXとSXを加速させるため、経営のありかたや仕組みを変革するマネジメント・トランスフォーメーション(MX)。3つの変革が実行されて、初めてデジタルの力を活用した変革が完成するとシグマクシスは考えています。
「クロスパートナー」として企業の課題を解決
顧客と目標を共有してチームを編成、リスクを分かち合って結果を出すことに集中する関係性を、シグマクシスは「Xpartner(クロスパートナー)」と呼んでいます。Xpartnerは、従来のような「顧客VSファーム」の関係性でなく、ともに価値創造に取り組む関係性を顧客との間に築こうとするもの。顧客との「コラボレーション」を重要視しているのもシグマクシスの特徴です。
シグマクシスの会社概要
【社名】
株式会社シグマクシス(SIGMAXYZ Inc.)
【代表者】
代表取締役共同代表 太田 寛氏
代表取締役共同代表 早坂 保彦氏
【会社公式URL】
【設立年】
2021年10月1日
2008年に事業開始。2021年10月に持株会社体制への移行に伴い、会社分割によりコンサルティング事業を承継して新設。
【資本金】
2億円(2021年10月1日時点)
【売上高】
非公開
【従業員数】
554名(シグマクシス・ホールディングス全体・2021 年 3月 末日時点)
【企業理念】
Create a Beautiful Tomorrow Together
【沿革】
2008年 「戦略実現のシェルパ」を目指し設立
2013年 東証マザーズへ上場
2017年 東証一部へ市場変更
2021年 持株会社体制へ移行「株式会社シグマクシス・ホールディングス」へ社名変更・100%子会社として株式会社シグマクシス設立(コンサルティング事業を承継)
シグマクシスのファーム特徴
シグマクシスは、自らの強み(STRONG POINT)として、次の4つを挙げています。
- ●構想力×実現力
- ●アグリゲーション×シェルパ
- ●コンサルティング×投資
- ●アライアンス・ネットワーク
それぞれを説明しましょう。
STRONG POINT01:構想力×実現力
シグマクシスが自ら強みとして第一に挙げるのは、「構想力」と「実現力」です。
構想段階では、個別の企業だけでなく、産業全体の成長シナリオを描きながら社内外のさまざまな知恵を掛け合わせることで新たなアイデアを創出。企業に対して積極的な提案を行っています。アイデアの提案で終わることなく、ソリューションとネットワークを駆使して成果につなげています。
STRONG POINT02:アグリゲーション×シェルパ
「アグリゲーション」とは、集合体・集約するなどの意味を持つ言葉です。複数のものをまとめて一体化したものや、まとめる作業のことを意味します。シグマクシスの掲げるアグリゲーションは、社内外のネットワークから、個々のプロジェクトに適した人材や組織、テクノロジーを組み合わせていくこと。アグリゲーションによって、それぞれの顧客のアジェンダに適したコンポーネントを選択して組み合わせながら、プロジェクトを組成・運営しています。
「シェルパ」とは、もともとエベレスト登山をサポートする案内人のこと。登山者とともに目標を定めて必要なメンバーや道具を用意してピークを目指します。シグマクシスも「シェルパ」のように、顧客と最後までワンチームで行程をともにして、成果を分かち合い変革を実現させる役目を担おうとしています。
STRONG POINT03:コンサルティング×投資
シグマクシスは、企業の課題解決や新規事業開発案件に関わるだけではありません。自ら投資して事業を起こし、運営することも視野に入れて提案を行っています。
銀行や投資ファンド、ベンチャーキャピタルとのネットワークを通じて投資を行っている、シグマクシス・インベストメントが同じグループにあるのが強み。シグマクシス・インベストメントとの連携によって、新規事業やジョイントベンチャーを立ち上げ、運営まで行うスキームを推進。自らプレイヤーとなって、インパクトのある価値創造を目指しています。
STRONG POINT04:アライアンス・ネットワーク
シグマクシスは2008年の事業開始以来、グループ企業だけでなく、大企業からベンチャー企業までにアライアンス・ネットワークを拡大させてきました。そのネットワークは、デジタルテクノロジー関連や新規事業開発、システム開発やデータプラットフォームなど幅広い分野に及んでいます。シグマクシスは、このアライアンス・ネットワークを駆使してソリューションの幅を広げ、提供するサービスの質を高めています。
まとめ
この記事では、2008年に設立された日系コンサルティングファームであるシグマクシスについて解説しました。シグマクシスはデジタル経済下におけるマネジメント、デジタル、サービスの「3つの変革」を支援。「構想力×実現力」、「アグリゲーション×シェルパ」、「コンサルティング×投資」、「アライアンス・ネットワーク」の4つの強みを活かし、幅広い産業分野で企業の価値創造に取り組んでいます。
■フリーコンサルタントのPOD
POD(Professionals On Demand)はフリーコンサルタント向けの案件紹介サービスです。人事・組織をはじめ、経営戦略やIT上流など、スキルにあわせて最適な案件をご紹介しています。
月額150万円以上の高収入案件やリモート案件も豊富なので、収入アップを目指している方や自由な働きを実現したい方など、ぜひお気軽にお問い合わせください。