2022.10.24 DXテクノロジー事例|週刊DXニュース(2022年10月号No.2)
DX(デジタルトランスフォーメーション)事例をテクノロジー視点でご紹介する「週刊DXニュース」。今回は、「DX×AI」や「DX×メタバース」、「DX×NFT」をキーワードに、10/4~10/17に発表されたニュースをまとめてご紹介します。DX・テクノロジーのトレンドに関心がある方は、ぜひご一読ください。
2022年10月号No.2
目次
・DX事例|AI
- 高速道路上の落下物や道路状況などの「先読み情報」を自動運転車両に配信
・DX事例|メタバース
- 全国の和牛農家が競い合う「鹿児島全共」をメタバース空間内で体験
- 企業向けメタバース空間内で利用可能なウォレット型のマルチペイメントサービスを構築
- 10分程度で簡単にメタバースでのイベントや個展を主催可能なサービスが提供開始
・DX事例|NFT
- JR東日本が品川駅など5種類の記念駅名標のNFTを販売開始
DX事例|AI
DX×AI事例に関して、10/4~10/17に発表されたニュースをご紹介します。
高速道路上の落下物や道路状況などの「先読み情報」を自動運転車両に配信
防災テックベンチャーであるスペクティは、NEXCO中日本が建設する高速道路の一部区間における自動運転に関する実証実験において、画像診断AIによる技術協力を行います。自動運転時代に向け、高速道路上の危機を後続車により早く提供することで、より安全な自動運転社会の実現が期待されます。
スペクティ、画像認識AI技術を活用し、高速道路での自動運転支援目的とした実証実験に参画 ~AI技術を活用し、路上カメラや車載カメラから道路の落下物や事故、路面の凍結等の事象を検知する映像解析で協力~
DX事例|メタバース
ここからは、メタバースを活用した事例をご紹介します。
全国の和牛農家が競い合う「鹿児島全共」をメタバース空間内で体験
日本農業新聞と東部トップツアーズは、第12回全国和牛能力共進会(鹿児島全共)の会場を再現したメタバース空間をオープンしました。このメタバースでは、鹿児島全共の審査会場や出品牛の立ち姿を鑑賞することが可能であり、現地に行けない人が会場の雰囲気を味わうことができます。メタバースを導入したイベントを企画する方は、ぜひ参考にしてみてください。
企業向けメタバース空間内で利用可能なウォレット型のマルチペイメントサービスを構築
顧客管理・自動課金クラウドを運営するROBOT PAYMENTとメタバース構築支援を行うエルテスが共同で、企業向けメタバース空間内で特定の仮想通貨に依存しないマルチペイメントサービスの実証実験を行います。メタバース空間内での決済をはじめ、メタバースに関する認識を深めたい方におすすめの記事です。
ROBOT PAYMENT、エルテスと提携しメタバース内でのマルチペイメントサービス「メタペイWallet」提供の実証実験を開始
10分程度で簡単にメタバースでのイベントや個展を主催可能なサービスが提供開始
Meo Groupは、世界最大級のメタバースである「Decentraland(ディセントラランド)」において、誰でも10分程度の簡単な手順でイベントや個展を主催できるサービス「NFT
アドスペース」を提供開始します。NFTアートやメタバース空間内でのイベントが広がりを見せる中、簡単に運営側に回ることができることによって、よりメタバースへの認識も深まるのではないでしょうか。
誰でも簡単にメタバースでイベントや個展を主催できるサービス「NFTアドペース」をリリース
DX事例|NFT
最後に、NFTに関する最新の事例のご紹介です。
JR東日本が品川駅など5種類の記念駅名標のNFTを販売開始
JR東日本とJR東日本企画は、品川駅、新橋駅、川崎駅、鶴見駅、桜木町駅の「鉄道開業150年記念駅名標」を3D化した素材をNFT化し、LINE NFT上で販売開始することを発表しました。ファンのコレクションとして、NFTを活用したグッズ販売などに関心のある方は、是非ご一読ください。
「鉄道開業150 年記念駅名標」をモチーフとしたNFT を販売します
まとめ
今回は、DX・テクノロジー事例について、「DX×AI」、「DX×メタバース」、「DX×NFT」に関するニュース(10/4~10/17s)をご紹介しました。DXの取り組みは今後ますます加速していくことが予想されます。こちらのコーナーを通して、今後も皆様にいち早く情報をお届けできればと思います。