2022.07.12 DXテクノロジー事例|週刊DXニュース(2022年7月号No.2)
DX(デジタルトランスフォーメーション)事例をテクノロジー視点でご紹介する「週刊DXニュース」。今回は、「DX×AI」や「DX×5G」、「DX×メタバース」、「DX×IoT」をキーワードに、6/28~7/4に発表されたニュースをまとめてご紹介します。DX・テクノロジーのトレンドに関心がある方は、ぜひご一読ください。
2022年7月号No.2
目次
・DX事例|AI
- AIが商品を自動で説明文を作成するECサイト向け業務支援サービスが無料で提供開始
- ハンバーグの検査品質を安定化。食品製造業注目の新たなAI画像判定ソリューション
・DX事例|5G
- 5Gにおける電波漏洩・干渉を防ぐ電波吸収シートをDNPが独自に開発
・DX事例|メタバース
- 小学館が独自のプラットフォーム「S-PACE(スペース)」でメタバース参入へ
・DX事例|IoT
- 名古屋港水族館にてIoTスマートゴミ箱設置で、海洋ゴミ削減へ
DX事例|AI
DX×AI事例に関して、6/28~7/4に発表されたニュースを3点ご紹介します。
AIが商品を自動で説明文を作成するECサイト向け業務支援サービスが無料で提供開始
ECサイト用の商品情報には、「ささげ業務」と呼ばれる「撮影」「採寸」「原稿」が必要とされています。ITによってファッション業界における課題を解決するクラウドサービス「キリコムプラス」にて、本サービスを無料で利用することができます。ECサイトを運営している方や今後導入を検討している方は、見逃せないニュースです。
【無料】AIにて商品画像から自動で特徴抽出と説明文生成等、EC向けささげ業務支援機能リリース
ハンバーグの検査品質を安定化。食品製造業注目の新たなAI画像判定ソリューション
ロボット開発やシステムエンジニアリングに強みを持つ安川電機グループのアイキューブデジタル社が、食品製造業における検査品質安定化・省人化を目指したAI画像判定ソリューションを開発しました。第一弾として、検査対象をハンバーグに特化した「Y’s-Eyeハンバーグ」が提供されます。製造業の検査精度向上が期待されるソリューションです。
AIを活用した検査自動化アプリケーション「Y’s-Eyeハンバーグ」新発売
DX事例|5G
次に、5Gに関する事例をご紹介します。
5Gにおける電波漏洩・干渉を防ぐ電波吸収シートをDNPが独自に開発
大日本印刷(DNP)が、5Gの周波数帯であるミリ波帯やSub6帯で、特定の周波数の電波のみを選択的に吸収し、漏洩や干渉を防止する薄型・軽量の電波吸収シートを独自に開発しました。5Gの普及に伴い、電波同士の干渉や電波の漏洩リスクへの対応策として注目の製品です。5G利用者や利用を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
DX事例|メタバース
ここからは、メタバースに関するニュースをご紹介します。
小学館が独自のプラットフォーム「S-PACE(スペース)」でメタバース参入へ
今年で創立100周年を迎える小学館のメタバース本格参入が発表されました。独自のVR空間「S-PACE(スペース)」において、小学館のコンテンツをはじめ、様々な世界観を体験することができます。新たにメタバース領域に踏み込む事例として、注目のトピックです。
小学館 × メタバース プロジェクトが始動! その名は「S-PACE(スペース)」
DX事例|IoT
最後に、IoTに関する最新の事例のご紹介です。
名古屋港水族館にてIoTスマートゴミ箱設置で、海洋ゴミ削減へ
フォーステックが提供するIoTスマートゴミ箱「SmaGO(スマゴ)」が、名古屋港水族館において、運用開始されました。SmaGOは、ソーラー発電で動くスマートゴミ箱で、ゴミの蓄積状況をクラウド上でリアルタイムに把握することができます。ゴミの回収の効率化によって、海洋プラスチックゴミの削減を目指します。ゴミ箱の新たなあり方として、ぜひご一読ください。
IoTスマートゴミ箱“SmaGO”、7月1日(金)から 愛知県「名古屋港水族館」にて運用開始 〜海沿いへのゴミ箱設置で海洋ゴミの削減をめざす〜
まとめ
今回は、DX・テクノロジー事例について、「DX×AI」、「DX×5G」、「DX×メタバース」、「DX×IoT」に関するニュース(6/28~7/4)をご紹介しました。DXの取り組みは今後ますます加速していくことが予想されます。こちらのコーナーを通して、今後も皆様にいち早く情報をお届けできればと思います。