11月24日、デロイトトーマツグループ(以下、デロイトトーマツ)は、スマートシティの実現を通し、地域のDXを推進することをめざす拠点「デロイト ADXO Hub」を2022年中に群馬県前橋市に設立することを発表した。

「デロイト ADXO Hub」の概要は以下の通りである。

・開設予定日：2022年
・所在地：群馬県前橋市
・人員規模(予定)：約100名
・業務内容：未来型ID開発、当該IDを活用するデジタルアセット(ソフトウェア)開発、デジタル人材育成など

デロイトトーマツは、民間企業や教育機関、地方自治体、政府などが共同で官民連携プラットフォーム「Area Digital Transformation Organization　(ADOX)」を構築し、各地域の特性に合わせた産業育成やイノベーションによる雇用創出と、ビジネスおよびテクノロジーの両方の能力を兼ね備えたデジタル人材を育成することを提唱している。一方、前橋市はマイナンバーカードの利活用やMaaS領域を中心に関連事業を全国に先駆けて実施してきた。今後、未来型IDを活用したスマートシティ・スーパーシティの推進が期待されている。

「デロイト ADXO Hub」では、前橋市における地元企業や住民が一体となって進めているスマートシティの実現を、未来型IDおよびそれを活用するためのデジタルアセット(ソフトウェア)の開発を中心に行う。また、ADXO構想の実現をめざし、デジタル人材を含む領域でデロイトトーマツの多様な専門家が連携し、戦略策定から実行支援、システム開発・導入までを一気通貫でサービス推進に取り組む。

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