2021.10.19 【業界レポート】世界の決済市場の2020年における市場規模は、約1.5兆ドル―BCG
10月13日、ボストンコンサルティンググループ(以下、BCG)は、2021年版グローバルペイメントレポート「Global Payments 2021: All in for Growth」を発表した。本レポートは、世界各国・各国際機関のマクロ経済データ、企業・金融機関の公表財務データをベースに、決裁市場の現在と今後を調査・分析している。BCGは毎年世界の決済市場についての調査を行っており、今回で19回目となる。
本レポートによると、2020年の世界の決済市場の市場規模は、約1.5兆ドルと推計された。また、新型コロナウイルスの影響は予想より限定的なものとなり、2019年から2020年にかけての年平均成長率(CAGR)はマイナス2.5%という結果であった。
新型コロナウイルス蔓延の初期は世界的に取引量が減少したものの、各国政府による景気刺激策や、アメリカ、中国などの主要な市場の急速な回復によって、大きな落ち込みは見られなかった。さらに、世界の決済事業者は電子商取引の導入やキャッシュレス決済への転換などが、コロナ禍の課題へ迅速な対応をもたらしたとしている。今後5年間で決済市場は、全ての地域で成長が見込まれ、2020年から2025年にかけて年平均成長率7.3%で拡大し、2030年には2.9%兆ドルの規模に達する見込みがあるとしている。
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