2021.06.21 BCG調査、世界の家計金融資産は250兆ドルで過去最高額に
6月11日、ボストンコンサルティンググループ(以下、BCG)は、2021年版グローバルウェルス・レポート「Global Wealth 2021: When Clients Take the Lead」(以下、レポート)を発表した。
2020年の世界全体における家計金融資産は、250兆ドル(ドルベースで前年比8.3%増加)となり、BCGが行った過去21年間の調査の中で過去最高額の結果であった。BCGは、コロナ禍で家計の貯蓄が増加したことや、株式市場が予想外に早い回復を見せたことが要因であると示した。また、日本の家計金融資産は18兆ドルであった。今後5年間は新興市場の経済回復とともに、世界の資産は成長を続けることが予想される。
今回のレポートでは、不動産などの非金融資産と負債規模についても推計を行った。2020年は多くの人がより高いリターンを得るために、低利回りの債券からオルタナティブ投資に資産をシフトさせた。しかし非金融資産が最も集中するアジアでは、今後金融資産の成長率が非金融資産の成長率を上回ることが予想される。特に、投資信託は2025年までの年平均成長率(CAGR)の予想を11.6%としており、最も成長率の高い金融資産である。
詳しくはこちらのプレスリリースをご覧ください。
レポート原文(英文)はこちら