2021.04.23 BCG調査、2021年イノベーション企業ランキング、日本企業は4社がランクイン
4月15日、ボストンコンサルティンググループ(以下、BCG)は、今年で15回目となるイノベーションに関する調査レポート「Most Innovative Companies 2021: Overcoming the Innovation Readiness Gap」を発表した。本レポートでは、イノベーションに関わる経営層約1600名へのアンケート調査および株主総利回りなどをもとに、イノベーションに優れた企業を選出した「イノベーション企業ランキング トップ50」を掲載している。
今年のランキングは、新型コロナウイルスに関する企業が多くランクインしている。ワクチン開発分野からファイザー(10位)やモデルナ(42位)、検査機器開発を行うアボット(29位)やボッシュ(30位)などがランクインを果たした。日本企業におけるトップは、ソニーで9位であった。続いてトヨタ自動車(21位)、ファーストリテイリング(33位)、三菱商事(45位)と日本企業は合計4社のランクインであった。
本レポートによると日本企業は、他国と比較してイノベーションへの投資意欲や仕組みの成熟度が低いことが明らかになった。今回の調査では、日本、アメリカ、中国、インド、ヨーロッパを対象に国・地域別で分析を行った。その結果、新型コロナウイルスを機にイノベーションを起こして変化を求める海外の企業とは異なり、日本企業はイノベーションの重要度は理解しているものの、実際に投資を増額し、仕組みを整えている企業は他国と比べて、少数にとどまった。
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原文(英語)レポートはこちら。