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2023.09.26 リブ・コンサルティング|日系グローバルファームの企業特徴| フリーコンサルタントのPOD

リブ・コンサルティングは、2012年創業の日系コンサルティングファームです。設立から約10年、近年の年間平均成長率は20%以上と高い水準で推移しています。急成長の理由はどこにあるのでしょうか。今回はリブ・コンサルティングの事業内容と会社の概要、ファームの特徴を紹介します。 

リブ・コンサルティングの事業内容

リブ・コンサルティングが急成長を遂げた理由の一つは、他のコンサルティング会社が大手企業を担当する中で、成長著しいベンチャー企業やオンリーワンの強みがある中堅企業をクライアントにしてきたことです。ベンチャー・中堅企業をターゲットにしたコンサルティング事業とは、どのようなものなのか。リブ・コンサルティングの事業内容を紹介します。 

 

未来をつくるベンチャー企業を支援 

リブ・コンサルティングの企業理念は「“100 年後の世界を良くする会社”を増やす」こと。その理念に基づき、より良い未来をつくるのは新たな挑戦を続けるベンチャーだとして事業を展開してきました。 

リブ・コンサルティングは、未来の世界にプラスの価値をもたらす可能性をもったベンチャーを「インパクトカンパニー」と呼び、成長をリードして共に進化を続けることによって、旧来型のコンサルティングとは一線を画したサービスを提供しています。 

2012年の会社設立当時は、ベンチャー企業も少なかったようで苦難の時代だったそうですが、それまでになかった「ベンチャー企業向けコンサルティング」のスタイルは徐々に注目されはじめました。そして同社の支援を受けて成功するベンチャー・中堅企業(株式会社ニューズピックス・RIZAP株式会社など)が増えたことで事業が軌道に乗り、高い成長を遂げるようになったのです。 

 

コンサルティング・投資・営業代行

リブ・コンサルティングではベンチャー企業を中心に、事業と組織の両面からコンサルティングを実施。それだけでなく、コンサルティングの導入によりグロースが見込まれるベンチャー企業に対して、グループ会社(CVC 株式会社Impact Venture Capital)を通じて出資も行い資金面の課題も支援しています。営業力がまだ育っていないベンチャー企業に対しても、グループ会社(株式会社プルーセル)が営業を代行。リソース不足を補って売上の拡大をサポートしています。 

処方箋を与えるだけのコンサルティングではなく、クライアント企業と伴走しながら事業を成長させる「共創型支援」を行うのがリブ・コンサルティングのこだわり。戦略・組織・オペレーションの全ての領域をカバーしながらクライアントのベンチャー企業をサポートしています。 
 

大企業の新規事業開発・海外案件もサポート

リブ・コンサルティングがコンサルティングサービスを提供しているのは、中堅企業やベンチャー企業だけではありません。大企業の新たなビジネスの種を紡ぎ出して、競争優位性をつなぐ「新規事業開発」や「経営戦略」の策定。プロダクト・ライフサイクルに合わせた「マーケティング戦略」の立案や、事業成長を加速させる「組織開発」、「営業戦略」の仕組み構築、教育実施、実行マネジメントなども行っています。 

国内にとどまらず韓国・タイなどのアジア諸国にオフィスを開設。現地企業および国内企業にコンサルティングサービスを提供しています。クライアントの顧客満足度は約90%。ベンチャーや中堅企業から大企業まで、コンサルティング業界では比較的高い評価を受けているようです。 
 

リブ・コンサルティングの企業概要

【代表者】 

代表取締役 関 厳氏 

【会社公式URL】 

https://www.libcon.co.jp/

【設立年】 

2012年7月 

【従業員数】 
300名(グループ) 
※2023年7月時点 
 

【企業理念】 

“100年後の世界を良くする”会社を増やす 

【沿革】 

2012年 株式会社リブ・コンサルティング設立 

2015年 「働きがいのある会社」ランキング(Great Place to Work)に入選 

2019年 サッカーのアンドレス・イニエスタ選手がCEO最高理念伝導責任者に就任 

 

リブ・コンサルティングのファーム特徴 

「“100 年後の世界を良くする会社”を増やす」を理念として、中堅企業やベンチャー企業の支援を得意とするリブ・コンサルティング。過去5年の年間成長率が平均で20%を超える日系コンサルティングファームの特徴を紹介します。 

 

中堅企業・ベンチャー向けのDX支援

デジタルトランスフォーメーション(DX)推進が進む中、リブ・コンサルティングでも2020年にDXコンサルティンググループを新設。2020年をDX元年と位置付けて、DX支援を加速させています。DX支援でもメインとするターゲットは、やはり中堅企業やベンチャー企業です。 

大企業ではDXへの取り組みが進められてきましたが、中堅企業やオーナー企業、オンリーワンのビジネスを手掛ける企業の間でDXは、まだ本格化していないのが現状でした。しかし新型コロナウイルスの流行や人手不足などの影響で、中堅企業もDXに興味を持ちはじめたため、リブ・コンサルティングも中堅企業向けに実践的なDX支援を行うようになったのです。 

リブ・コンサルティングが中堅企業向けに提供するDXは「組織」「事業継続」「企業価値」の3つがテーマです。「組織」の人手不足問題をデジタルで代替、デジタルの活用で採用・育成・評価をスピーディーに進めます。「事業継続」ではデジタル化で、代替わりしても企業価値が変わらないようにサポート。デジタル化で「企業価値」を高めてM&Aなどでも有利になるようなコンサルティングも行っています。 

 

カーディーラーに特化した支援

カーディーラー向けのコンサルティングもリブ・コンサルティングの強みです。カーディーラーに特化してきた豊富な実績を活かして、具体的・実践的なソリューションを提案。数百社を支援してきた中で育まれた独自のノウハウとネットワークを活かして、戦略立案から実行、成果創出までのコンサルティングサービスを提供しています。 

自動運転の普及や電気自動車の登場などで、自動車業界は100年に一度の大変革期ともいわれています。そうした中で、次代のモビリティ業界へのシフトを狙うビジョンの構築や、経営戦略の策定に取り組む自動車ディーラーを支援、エリアトップを目指すための成長戦略(新規事業創造、M&A、海外展開、IPOなど)の立案や戦略立案後の実行までを行っています。 

顧客とのコミュニケーション戦略から、SFA(営業支援ツール)・CRM(顧客管理)システム・AI・など、最新テクノロジーを活用した次世代型マーケティング・セールスの仕組み構築まで行うのがリブ・コンサルティングの強みです。

  

「働きがいのある会社ランキング」に8年連続選出

リブ・コンサルティングは「働きがいのある会社ランキング」の中規模部門(従業員100~999人)で、2022年まで8年連続でベストカンパニーに選出されています。「働きがいのある会社ランキング」は、世界約60カ国で「働きがい」に関する調査・分析を行っている専門機関「Great Place To Work® Institute」が毎年発表しているもの。主催する世界的規模の従業員意識調査で選ばれた「働きがい認定企業」の中から100社をベストカンパニーとして選出しています。 

リブ・コンサルティングが選ばれたのは、「能力開発の機会が与えられている」「経営・管理者層の事業運営能力が高い」「昇進すべき人が昇進している」ことが評価されたため。2022年度の受賞に関しては、研修のオンラインへの移行や研修プログラムの動画サービスの迅速な展開などのコロナ禍への対応や、ニューノーマル時代の新しい働き方を実践するワークスタイル変革などへの取り組みが評価されたようです。 

 

まとめ

中堅・ベンチャー企業を中心にコンサルティングサービスを提供しているリブ・コンサルティングの事業内容とファームの特徴をご紹介しました。 

クライアントと伴走しながら事業を成長させる「共創型支援」のこだわりを持つリブ・コンサルティングは、最新技術を活用した次世代のマーケティング・セールスの仕組みづくりまでを手掛けるのが強みです。 

また、急速に変化していくワークスタイルへの労働改革の取り組みが評価され、「働きがいのある会社ランキング」に選出されるなど、事業内容に留まらず非常に魅力のある企業と言えるでしょう。 

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