2023.08.24 IBM Consulting、マイクロソフトとの協業を強化し、企業の生成AI導入を加速
IBMは本日、マイクロソフト社との協業を強化し、企業の生成AI導入の加速に向け、ビジネス・プロセスを刷新し、生成AIの活用を効果的に拡大していくために必要な専門知識と技術を提供する新たなサービスを発表した。
このたびのIBM Consultingとマイクロソフトの協業強化により、両社は、企業のAzure OpenAI Serviceの実装と適用拡大の支援に注力していく。新たなオファリング「IBM Consulting Azure OpenAI Service」は、デベロッパーやデータ・サイエンティストがGPTシリーズやCodexシリーズを含む強力な大規模言語モデル(LLM)を適用できるフルマネージドAIサービスで、Azure Marketplaceで提供される。
この新サービスに加え、IBMとマイクロソフトは、IBM ConsultingのスキルとAzure OpenAI Serviceを活用し、将来性のある解決策を作り出したり特定のユースケースに取り組むため、A Iに関する以下の協業を進めている:
- 調達、ソーシングから支払いまで:両社は共同で、Microsoft Power PlatformとAzure OpenAI Serviceを組み合わせた「IBM Consulting Global S2P Platform」を提供し、企業が手作業に依存し断片化した調達・購買プロセスを自動化し、サプライチェーンに関する新たな洞察を得られるよう支援する。
- 要約とコンテンツ生成:金融機関や銀行は、生成AIの要約を通じて、顧客向けにカスタマイズしたコンテンツの開発をどのように加速できるかを模索している。
- 医療プロセスの合理化:IBM Consultingは、Azure OpenAI Serviceを活用して、複雑な医療記録や医療方針を自動的に取り込み分析することで、事前承認プロセスの自動化を支援する「IBM Consulting Prior Authorization OpenAI Solution」を提供する。さらに、医師や看護師が患者の医療記録から情報を収集するのを支援するバーチャル・アシスタントを開発した。
- エンタープライズサーチとナレッジベース:多くの組織では、社員の業務に必要な情報は分散し共有されていない。IBM Consultingとマイクロソフトは、Wintershall Dea 社の膨大なナレッジベース内の情報検索用に設計されたナレッジ抽出ツールを実装を共同で支援した。
AIへのオープン・エコシステム・アプローチ
IBM Consultingは、業界リーダーによる、複数のクラウド上の複数モデルを取り入れた生成AI ソリューションの計画、構築、実装、運用を、オープンな協業を通じて推進します。オープンなエコシステム・アプローチは、企業が目指す成果を挙げるために必要な、適切なモデルと適切なアーキテクチャーの定義を支援する。
実績、専門知識、パートナーシップ
企業が生成AIモデルに取り込むデータの作成を支援する厳選されたIBM AIテクノロジーは、現在Azure Marketplaceで入手可能であり、Azure上で展開することができる。両社は、企業が信頼できるデータの使用により生成AIの価値最大化を支援する。
IBM ConsultingのAIケイパビリティー
IBM Consultingはこのほど、生成AIに特化した1,000人以上のAIエキスパートを擁するCenter of Excellence for Generative AIの設立を発表し、マイクロソフト、IBM、その他のエコシステム・パートナー企業のテクノロジーを含むエンタープライズ向けAIによって、企業のビジネス変革を加速させるための支援する。
IBM Consultingは、パートナーとのオープンなエコシステムを活用し、ハイブリッドクラウドと AI テクノロジーによってお客様のビジネス変革を加速する。戦略、エクスペリエンス・デザイン、テクノロジー、オペレーションにまたがる業界の深い専門知識を有し、世界で最も革新的で価値のある数多くの企業の信頼できるパートナーとして、最も複雑なシステムの堅牢化とモダナイゼーションを支援している。
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