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2022.06.08 【就活生必見】アビームコンサルティングのシニアマネージャーが語る、コンサルタントが成長するアビームの特徴とは

コンサル業界ニュース編集部に在籍する大学生インターンがコンサルティングファームのプロフェッショナルにインタビューを行う連載企画。第4回は、日本発のグローバルコンサルティングファームであるアビームコンサルティング(以下、アビーム)です。2008年に新卒で同社に入社して以来、アビーム一筋で活躍してきたシニアマネージャーの板橋 洋平氏に、アビームに入社した理由や会社の魅力などをお聞きしました。コンサルティング業界に関心のある学生の方は、ぜひご一読ください。

プロフィール:板橋 洋平 氏
2008年に新卒でアビームに入社。金融業界のクライアントに対する業務改革やシステム構築支援を数多く手掛け、大規模なプロジェクトマネジメントに強みを持つ。現在はシニアマネージャーとして、若手育成のための活動にも力を注いでいる。

 

■目次 

アビームへの入社から現在まで
アビームで得られるもの
活躍できるコンサルタントになるために必要なこと
学生に向けて
終わりに

 

 

アビームへの入社から現在まで

聞き手:本日は、日本発・アジア発のグローバルコンサルティングファームとして学生からの人気が高いアビームのことをいろいろとお聞きできればと思いますので、よろしくお願いします。

 

大学での出会い

聞き手:まず、板橋様がコンサルティング業界に興味を持ったきっかけを教えていただけますか。

板橋氏:コンサルティング業界に興味を持ったきっかけは大学の授業です。現役のコンサルタントが講師を務める授業があり、内容が充実していて面白かったのを今でも覚えています。私の場合、多様な業界・業種の方と仕事をしてみたかったので、そういう点でもコンサルティング業界は自分に合っていそうだなと思いました。

 

入社の決め手

聞き手:現役コンサルタントによる授業があったのですね。就職活動では、数あるコンサルティングファームの中から、なぜアビームを選んだのですか。

板橋氏:入社の一番の決め手は「社員の魅力」ですね。弊社の新卒採用は企業説明会や面接、サマーインターンシップなど、社員との接点がとても充実しています。私も当時、多くのアビームの社員と話をしましたが、「仕事を楽しんでいること」や「人としての温かさ」がとても伝わってきて、一緒に仕事をしたいと感じる人が多かったです。

また、アビームは面接が”面白かった”です。私の言いたいことを汲み取りながら、新しい着眼点への気づきを促してくれて、特に聞く方のコミュニケーション力の高さがとても印象に残っています。

 

とにかく自信がなかった新人コンサルタント時代

聞き手:入社当初はどのような姿勢で仕事に取り組んでいましたか。当時の心境などもお聞きしたいです。

板橋氏:新人時代は、「少しでも早く先輩に追いつきたい」、「早く自分の役割・ポジションを見つけたい」と思って仕事に取り組みました。特筆するスキルも個性もないことが不安で、とにかく自分に自信が無かったので、早く結果を出して自信をつけたい気持ちが強かったですね。

仕事に取り組む姿勢として意識していたことは、「期待以上の結果を出すこと」です。コンサルタントの仕事は100点満点ではないので、クライアントや先輩の期待値はどこにあるのか、どうしたら期待値を超えられるかを常に考えていました。現在に至るまでずっと大切にしています。

期待以上の結果を出すことは相手にポジティブなサプライズを与えることであり、これからもポジティブなサプライズを与え続けられる存在でありたいです。

 

チームやプロジェクトをリードする立場へ

聞き手:コンサルタントは自信に満ち溢れている人たちばかりといったイメージだったので、何だかとても親近感が湧きました。

板橋氏:確かにコンサルタントにそのようなイメージを持たれている学生さんが多いかもしれませんね(笑)。自信のなさや不安は、挑戦しているからこそ生じるものだと思います。クライアントの課題を解決し、変革をもたらすというコンサルタントの仕事は、一筋縄ではいきません。私も今でも壁にぶつかること・不安に思う場面はもちろんあります。

大切なことは、それを原動力に高い壁にもしっかり向き合い、挑戦すること。仮に失敗しても次はどうすべきか考え、立ち上がることだと思います。そうした努力と成功体験を重ねるうちに少しずつ自信がついてくると思います。

聞き手:その後、板橋様はどのようなキャリアを歩まれていますか。

板橋氏:新卒からずっと金融系のクライアント業務に従事し、業務改革・システム構築系をメインにしてきました。3年目でシニアコンサルタント、7年目でマネージャー、11年目でシニアマネージャーになりました。現在は新人研修の企画・運営や、若手育成のための研修講師、職場内訓練(以下、OJT)の強化なども担当しています。

聞き手:現在の業務についてもう少し教えていただけますか。

板橋氏:「ABeam Cloud Asset & Finance Platform」という、リース業界向けの共同利用型ビジネスプラットフォームの構築プロジェクト[1]で、業務チームのリードを行っています。 急速に変化する世の中においてリース業界も変革が求められている一方で、各社がそれぞれ保有するシステムが変革についていけず、足枷になっているという業界全体の課題があります。これに対して、リース業界に対して知見を持つアビームが、各社が共同で利用できるプラットフォームを提供することで、業務効率化やDX推進などに寄与し、業界全体の競争力強化を支援していこう、というプロジェクトです。プロジェクト全体のメンバーは200名程度で、うち約80名のチームのリーダーを担っています。これまでのプロジェクト経験から培った業界や業務の知見を活かし、クライアントと要件を決めていくと共に、チームをマネジメントすることも、業務の大部分を占めています。

[1] 出典:https://www.abeam.com/jp/ja/about/news/20220221

 

 

 

アビームで得られるもの

 

圧倒的な達成感

聞き手:新卒入社からこれまでアビーム一筋の板橋様ですが、様々な業務に取り組んできた中で、やりがいを感じる瞬間とはどんなときですか。

板橋氏:最大のやりがいは、クライアントの課題解決や変革を実現した際の達成感だと思います。個人的には、クライアントから「アビームだからできた」、「あなたにお願いして良かった」と直接言ってもらえることがやりがいにつながります。

また、個人的に人材育成にも注力しており、研修講師やOJTを通して、メンバーが成長していく姿を見ることもやりがいです。

 

挑戦の機会

聞き手:「プロジェクト」というキーワードが出たのでお聞きしたいのですが、アビームの特徴を教えていただけますか。

板橋氏:アビームは総合コンサルティングファームなので、対象とする業界や業務(経営、財務・会計、人事、営業、IT…)を限定していません。長年培ってきたクライアント基盤があり、新しいビジネスチャンスやそこで発生する課題に対し、クライアントと共にビジネスを創っていきます。

コンサルティング領域でいえば、企業戦略・構想策定のフェーズから実現・運用のフェーズまで全範囲的に支援を行うため、一気通貫でクライアントニーズに応えることが可能です。

プロジェクトが多種多様なため、新しいプロジェクトに取り掛かる際はいつも新鮮さを感じますね。これは挑戦の機会が多いということでもあり、アビームの魅力のひとつだと思います。

 

グローバルに活躍できる

聞き手:挑戦の機会が多いという点は非常に魅力に感じます。

板橋氏:挑戦の機会について補足すると、「グローバルに活躍できること」も特徴のひとつです。アビームは、「日本発・アジア発のグローバルコンサルティングファーム」を打ち出している通り、日本に本社があります。外資系ファームでは海外本社・日本支社の関係なので、人材が派遣されてくるほうが多いと思うのですが、アビームの場合は逆向きのベクトルになります。世界に出ていける確率が高いという点では、グローバル志向の人にとってとても良い環境だと思います。

聞き手:「日本発」であることのメリットとして、他に何かありますか。

板橋氏:日本に本社がある分、経営の意思決定が速く自由度が高い点も特徴ですね。外資系ファームの場合、海外の本社の指令を待ち、それに従うといった構造になると思いますが、アビームはそのようなことはありません。本社のメンバーである私たちがイニシアチブを持ち、グローバル拠点を巻き込んだ新規ビジネスの創出や次世代サービスの開発などに関与できます。また経営層とメンバー層の距離感が近く、若手であっても新規ビジネスを創出し、経営層に提案することができます。実際に新卒入社2年目の社員の提案が事業化した事例もあります。

 

キャリアオーナーシップ

板橋氏:こちらも挑戦の機会につながりますが、アビームにおいて「キャリアオーナーシップは常に自分が持つもの」です。会社や人事からの指示でキャリアを歩むのではなく、キャリアは自分で創っていこう、という考え方です。具体的には、長期的なキャリアサポートを担当してくれるカウンセラーや上位者に自分の目指すキャリアや希望のプロジェクトを伝えながら、自らのスキルや専門性を磨き、結果を出していくことで希望のキャリアを実現していきます。周囲もその挑戦を応援・サポートしてくれます。私もやりたい事には手を挙げ、実現してきましたし、「やらされている」感や、不本意な異動などもないですね。

 

Up or Grow

聞き手:キャリアという観点でいえば、コンサルティング業界の特徴のひとつに「Up or Out」がありますが、貴社にそのような制度あるいは文化はありますか。

板橋氏:アビームは「Up or Out」ではなく、「Up or Grow」という文化だと感じています。コンサルティングファームですので実力がある人がいち早く昇進していくのはもちろんですが、成長の仕方(スピードやタイミング)は人それぞれですので、カウンセラーと相談しながら各々にあったキャリアを描いていける文化があると思います。

コンサルティングは「人」が商材そのものなので、会社としても・各社員も人を育てることを大切にし、若いメンバーの話もちゃんと聞こうとする、チームで仕事を成し遂げていく、という社風が根付いていると思います。

 

働き方の選択肢

聞き手:会社としてワークスタイル変革に取り組んでいますが、現場のコンサルタントとして何か環境の変化を感じていますか。

板橋氏:働き方に対する自由度・選択肢が増えたように思います。働く場所・働く時間を強制されず、自分の意志で選ぶことができ、バックアップする制度も揃ってきました。

私は二児の父親で、二人目の出産の際には育児休暇を取りましたが、周囲の反対もなく、純粋に応援してもらえました。また、育児休暇の制度に加えて、働く場所や時間の自由度が高いので、子育て世代にはとてもありがたいですね。私の場合は、働く時間を確保しながらも、子どもを夕方に迎えに行ってから、食事を作り・お風呂に入れ・子供が寝るまでは家事・育児に専念しています。

聞き手:そうなのですね!コンサルタントは割とハードワークのイメージが強かったので驚きました。仕事と家庭の両立がしやすい環境が整っているのですね。

板橋氏:もちろん、周囲に迷惑をかけないように配慮することは大前提ですが、仕事の時間と家庭の時間をしっかり分け、プロジェクトメンバーに共有して理解してもらうことで、両立が実現できていると思います。

私も20代の頃は仕事に没頭していましたが、子どもが生まれライフステージが変わったことで、大きくスタイルを変えました。昔の知り合いからは想像できないかもしれません(笑)

働き方の選択肢・自由度が増えた分、自分の意志をしっかり持つこと、自律することがより重要になったなと感じます。成長したい!という想いがあれば仕事に熱量を注ぐこともできるし、ワークライフバランスを重視したい、というタイミングが有っても良い。自分の意志で選択し、自分でデザインできることが、アビームのワークスタイル変革だと理解しています。

 

 

 

活躍できるコンサルタントになるために必要なこと

聞き手:ここからは、活躍できるコンサルタントになるために必要なことについてお聞きしたいと思います。

 

想いと責任を持つ

板橋氏:アビームの全社員が心に刻んでいるキーワード・DNAとして、「Real Partner」があります。クライアント以上にクライアントのことを考え、プロジェクトの成功や変革の実現に「想いと責任」を持つということだと思っていますが、活躍するコンサルタントに必要なものだと思います。

想いと責任を持つことは、スキルや知識を磨く姿勢や、課題解決におけるリーダーシップにもつながっていきます。また、コンサルタントはクライアントのためにならないと思ったらNoを伝えることも大切ですが、これも強い想いと責任を持っていなければできません。

プロジェクトの成功や変革の実現に「想いと責任」を持つこと。そして、常にスキルや知識を磨き、クライアントの立場で考え・判断する。その繰り返しによって、クライアントにとって不可欠な存在になっていくのだと思います。

 

仕事を楽しむ

聞き手:板橋様は人材育成にも携わっているとのことですが、活躍するコンサルタントに共通点などはありますか。

板橋氏:活躍しているコンサルタントに共通するのは「仕事を楽しんでいる」ことだと思います。「期待値を超える」ということを念頭に置き、今やっている仕事がなぜ必要か、誰のためにやっているのか、もっと良くするにはどうしたらいいかなど、自分としてどうすべきなのかを考えられると、やりがいや楽しみにつながると思います。

裏を返せば、先輩に言われたからやる・指示されたからやるという取り組み方では、活躍はおろか、仕事を楽しむことも難しいと思います。

 

引き出しを作る

板橋氏:メンバーには「自分の引き出しを増やす」ことの大切さを伝えています。自分のスキルを磨きキャリアを創る上では、今取り組んでいる仕事を深く理解し、次に応用していくことが重要です。

極端な例ですが、今のプロジェクトで「製造業の生産管理業務」がわかるようになったとします。次のプロジェクトが金融だったとしても、生産管理のプロジェクトで得たスキル・知見を、考え方を「あの時使った方法が使えるはず!」と応用できるようになってほしいです。生産管理業務しかできない人だとキャリアの幅が狭くなってしまうので、どこに行っても使える力(=引き出し)を増やしていくことが大切です。

 

学生に向けて

 

学生のうちに培っておくべきこと

聞き手:コンサルタントを目指す学生が、今のうちに培っておくべきことは何でしょうか。

板橋氏:世の中のいろいろな事に好奇心を持つこと、その背景を調べ・考える癖をつけると良いと思います。

新聞やニュースを見て、「なぜ、そんな事件が起きるのか」であったり、街で見かけたお店について、「なぜ、このお店はいつも空いているのに経営が成り立つのだろうか」であったり、いろいろと興味を持って調べる癖が身につくと、コンサルタントにとって不可欠な論理的思考力(ロジカルシンキング)や「なぜ」を追求する姿勢が自然と身に付くと思います。

また、「なぜ」に対して自分の回答や意見を持つことを意識すると良いと思います。

ぜひ「自ら何らかの答えを出す」ことに取り組んで欲しいですね。たとえ導き出した答えが誤りであったとしても、自分ゴトとして考えることが重要です。

 

学生へのメッセージ

聞き手:最後に、就職活動を進めている学生やこれから就職活動に取り組む学生に向けてひと言お願いします。

板橋氏:仕事は楽しむものだと思ってほしいです。社会人になってからは、人生のうち多くの時間を仕事に割くことになるので、それが楽しめるものなのか、嫌々やるものなのかで人生の充実度が180°変わってくると思います。「仕事は仕事」と割り切るよりは、「仕事も楽しい」と感じて欲しいです。

就職活動の中で自分にとって楽しいと思える仕事を見つけるためには、過去の楽しかった経験やワクワクした場面、幸福感を得た出来事などを振り返ることが大切です。就職活動を通して、「楽しいと思えること」に対しての理解を深め、自分の価値観や性格にフィットした仕事を見つけてもらいたいです。その結果、アビームを選んでもらえればとても嬉しいですね。

 

終わりに

今回は、アビームでシニアマネージャーとして活躍する板橋氏に、アビームに入社した理由や会社の魅力についてお話を伺いました。

お話しをお聞きする中で、国や業界・業務に捉われないプロジェクトの幅の広さやグローバルに出て行きやすい環境など、挑戦の機会に溢れていることに加え、キャリアオーナーシップやUp or Growなど、挑戦する人を支える文化があることが分かりました。また、育児休暇制度をはじめ、働く場所や時間の自由度が高いなど、社員一人ひとりが多様な働き方を実現しやすい制度が充実していることも理解できました。 本記事を通して、一人でも多くの方がコンサルティング業界に興味を持ち、アビームの魅力について理解を深めてもらえると嬉しいです。

 

 

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