2022.05.27 NRI、JR東日本企画との共同研究により、新時代におけるメディアミックスの展開方法を検証
5月18日、株式会社野村総合研究所(以下、NRI)と株式会社ジェイアール東日本企画(以下、jeki)は、デジタル時代におけるメディアミックス(複数メディアへの広告出稿)に関する共同研究を行った。
jekiとNRIは現在のデファクトスタンダートとなっている「TV×WEBの2メディア」と「TV×WEB×OOH※の3メディア」の比較と3メディアで展開する場合の最適な予算配分についての検証を行った。
※Out Of Home。交通広告や屋外広告など。
両社の調査における、比較検証結果は以下の通りです。
・メディアミックスは「TV×WEBの2メディア」と「TV×WEB×OOHの3メディア」に集中:
メディアミックスの出稿パターンとして約9割が2~3つのメディアでの展開で占められていた。その中でも、2メディア展開の77.9%は「TV×WEB」、3メディア展開の62.0%は「TV×WEB×OOH」に集中していることが分かった。
・3メディア展開は特に若者層に有効:
今回の共同研究において、2メディアと3メディアの広告効果の比較も行われた。同予算内における「TV×WEBの2メディア」と「TV×WEB×交通の3メディア」の生活者全体の購入意向(KPI)の押し上げ効果を比較すると、「TV×WEB×交通の3メディア」の方が12%高い結果となった。さらに、Z世代の若年層をターゲットにした場合のKPIの押し上げ効果は、30%にまで差が広がった。
・若者にはWEBと交通の配分の上昇で効果が高まる:
3メディアにおける予算配分として、「TV(65%)×WEB(20%)×交通(15%)」の場合がKPIの押し上げに最も効果的であることが分かった。また、Z世代をターゲットにした場合は、「TV(40%)×WEB(35%)×交通(25%)」が最適予算配分となった。
詳しくはこちらのプレスリリースをご覧ください。