2022.03.30 三菱総合研究所、大手町・丸の内・有楽町エリアにおけるSDGsアクション促進の実証実験の結果を発表
3月14日、株式会社三菱総合研究所(以下、MRI)は、東京都千代田区大手町・丸の内・有楽町エリア(以下、大丸有エリア)において、大丸有SDGs ACT5実行委員会と共同でMRI「Region Ring®」のポイント機能などを活用したSDGsアクションの実証実験を行い、その行動変容の結果を発表した。
Region Ring®は、MRIが提供する地域解決型デジタル地域通貨サービスである。ブロックチェーンによる経済的・社会的価値の創出によって、様々な地域課題を統合的に解決していくデジタルプラットフォームとして、地域の活性化をめざす。
本実証実験は、「大丸有SDGs ACT5」の取り組みの一環として、2021年5月10日~11月30日に「ACT5メンバーポイントアプリ」を用いて行われた。本アプリに、Region Ring®が有するポイント機能に加え、情報配信や活動の可視化などのナッジ機能を導入し、属性情報や行動履歴、アンケートデータなどを用いることで、行動変容を検証した。本実証実験における主な結果として、以下の3点が得られた。
・アプリ活用によるSDGsアクション創出効果:
アプリ利用により、理解度向上やSDGs行動の定着など、SDGsに対する行動変容に促進効果が見られた。
・Region Ring®諸機能によるSDGsアクション拡大効果:
ポイント変動やメッセージ配信などのナッジアプローチなど、Region Ring®が持つ機能を活用することにより、SDGsアクションを効果的かつ効率的に拡大できる可能性が示唆された。
・行動履歴データに基づく施策検討への展開可能性:
アプリ利用者を活動量や幅に基づきセグメントに分類し、各セグメントの詳細な特徴把握が可能となった。また期間中に活動量や幅が増えた利用者の特徴や傾向などにより、マーケティングデータとして施策検討に活用できる可能性がある。
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