2021.11.16 【調査レポート】再生可能エネルギー普及が進む中、送電インフラへの投資が重要課題-EY
11月5日、EYは、再生可能エネルギー国別魅力指数(Renewable Energy Country Attractiveness Index)第58号(以下、RECAI 58号)を発表した。それによると、市場環境や政策決定、投資、技術向上がクリーンエネルギーの需要をこれまで以上に押し上げていることから、再生可能エネルギーの普及が進んでいる。また、送電網のインフラへの負担が大きいことや、世界中の送電インフラの機能向上と拡大に必要な投資が重要な課題となることを明らかにした。
起業や投資家にとって、環境や社会、ガバナンスのESGへの取り組みが重視されているのに対し、RECAI 58号はコーポレートPPA(企業が再生可能エネルギー供給業者から直性ツ電力を長期で購入する契約を結ぶこと)が、クリーンエネルギー成長を後押しするカギとして浮上していることを明らかにしている。PPA指標はRECAI 58号で初めて公表され、再生可能エネルギー電力の調達力の魅力度に焦点を当てており、各国のコーポレートPPA市場の成長の可能性がランク付けされている。
今回、米国がRECAIランキングトップとなり、中国とインドが第2位と第3位に続いた。インドネシアは今回初めてRECAIにランクインを果たした。その要因は、これまで以上に意欲的な再生可能エネルギー目標を打ち出し、ディーゼルと石炭を使用した発電所を廃止するために前向きな政策を展開したためである。
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