2021.10.06 デロイト、コロナ禍におけるJリーグクラブのビジネスマネジメントランキングを発表
9月28日、デロイトトーマツグループ(以下、デロイトトーマツ)は、日本プロサッカーリーグ(以下、Jリーグ)に所属するJ1、J2、J3の全クラブを対象に経営面から分析した「Jリーグマネジメントカップ2020」を発表した。
「Jリーグマネジメントカップ」は、2014年より、スポーツビジネスの発展に向け、事業や経営などの観点から関心・理解を広げることを目的として、毎年発行している。2021年7月にJリーグから公表された56クラブの2020年の財務情報などの公開情報を基に、「マーケティング」「経営効率」「経営戦略」「財務状況」の4つの観点で計12のKPIから分析を行った。ランキングは、J1、J2、J3のディビジョン毎に集計されている。
それぞれのディビジョンにおける結果は、以下の通りである。
▪J1
1位 川崎フロンターレ
2位 横浜・F・マリノス
3位 鹿島アントラーズ
▪J2
1位 アルビレックス新潟
2位 ギラヴァンツ北九州
3位 松本山雅FC
▪J3
1位 FC今治
2位 鹿児島ユナイテッドFC
3位 カターレ富山
J1トップとなった川崎フロンターレは、2年ぶり2度目の優勝である。マーケティング分野、経営戦略分野、財務状況分野で1位、経営効率分野で6位タイという結果であり、2位と10ポイントの差をつけての優勝を果たした。新型コロナウイルスの影響により、スタジアムを満員にすることはできない中、入場制限の上限に近いファンやサポーターが集まった。クラブと共に苦難を乗り越える意思を示したスポンサーが多く、前年とほぼ同水準のスポンサー収入を維持できたことも勝因である。
今回のランキングは以下のKPIに基づき、算出された。
▪マーケティング:平均入場者数、スタジアム集客率、客単価
▪経営効率:勝点1点あたりチーム人件費、勝点1あたり入場料収入
▪経営戦略:売上高・チーム人件費率、SNSフォロワー数、SNSフォロワー数増減率、グッズ関連利益額
▪売上高、売上高成長率、自己資本比率
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