2021.07.27 PwC、企業のAIシステムの活用を支援する「Responsible AI導入サービス」を提供開始
7月14日、PwCコンサルティング合同会社(以下、PwCコンサルティング)は、AI開発および利活用を進める企業におけるAIリスクのコントロールと投資対効果の最大化を支援する「Responsible AI導入サービス」を提供開始した。
本サービスは、AI開発や利活用に伴う企業のAIリスクに対応したガバナンス態勢の構築を包括的に支援するサービスであり、以下の6つのサービス領域から成る。
▪Responsible AI診断:AIガバナンスやAI倫理への対応状況評価
▪Responsible AI構築:Responsible AI診断後のリスク対応方針の検討
▪Responsible AI態勢構築:AIガバナンスの実行プロセスの構築
▪対策ツール導入:説明可能性やバイアス、公平性などの強化が必要な個別リスクに対応するためのAI運用支援や技術支援
▪MLOps導入:機械学習の開発・運用チーム、プロセスを構築
▪Responsible AI教育:責任あるAIの利活用実現に向けた教育
PwCコンサルティングは、AIの開発や利活用におけるリスクとして、主に次の6つのリスクを挙げている。
・安全性リスク:サイバー攻撃やプライバシー侵害リスク
・制御リスク:人的ミスや不正なAIを検知/制御できないリスク
・社会的リスク:レピュテーションリスクや自動兵器拡散リスク
・経済リスク:職業の配置転換や不利益、組織マネジメントに関するリスク
・倫理リスク:道徳的価値の欠如や人の目標を機会に学習させるリスク
・性能リスク:エラー、異常、ブラックボックスなどのリスク
Responsible AI診断において、上記の6つのリスクを軸にクライアントの組織上の課題からユースケース別課題まで幅広くAIリスクを特定することで、企業のAI利活用やAIガバナンスへの取り組み状況に応じた施策検討を行う。さらに、リスクへの対応にとどまらず、技術的な側面や法規制の動向、AIガバナンスの先行事例を踏まえたサービスを提供する。
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