2021.05.11 KPMG「グローバル消費者行動調査」、日本の消費者で支出よりも貯蓄に重点を置くのは約3割
4月27日、KPMGコンサルティング株式会社(以下、KPMGコンサルティング)は、グローバルで消費者行動における実態の変化について調査したレポート「Me, my life, my wallet (私、私の人生、私の財布)」の日本版を発行した。本調査は、アメリカ・イギリス・インド・オーストラリア・ブラジル・日本などを含む16カ国、18,657人を対象にコロナ禍における消費者意識や消費者動向、購買行動などについて行われた。また、コロナ前とコロナ禍中を比較するために、2020年2月と8月の2回実施した結果をまとめた。
本レポートによると、日本人の消費意欲は依然として高いことが分かった。「支出よりも貯蓄に重点を置いている消費者の割合」は、グローバルでは49%であるのに対し、日本は27%に留まった。また、2月のコロナ前における調査では、買い物の決済方法として80%が現金を選択していたが、コロナ禍での調査では、39%という結果であった。このことから、約半数の消費者が決済方法として現金からクレジットカードやモバイル決済などのキャッシュレス決済へ移行したことが明らかとなった。
今回の調査を通してKPMGコンサルティングは、消費者のストレスを抑え、スムーズな購入体験を実現するために、Webサイトやカスタマーサービスの充実が求められるとともに、オンラインでもオフライン同様のサービス提供ができるかが重要となると述べている。
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