2021.01.19 ローランド・ベルガー、コロナがもたらすニューノーマルな世界における消費の変化
1月14日、ローランド・ベルガーは、最新のグローバルスタディ「ニューノーマルで消費はどう変わるか 新型コロナウイルス(COVID-19)がもたらす世界的な消費行動の変化」(日本語版)を発表した。今回の調査は、アメリカや日本、中国など計11ヶ国を対象として行われ、Salesforce.comとフランスの調査会社Potlocの協力による共同研究である。
本レポートによると、回答者の59%がソーシャルメディアの利用が増加したことが分かった。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、在宅の時間が増えたことで、44%がオンラインストリーミングを見ることが増え、38%がテレビをより多く見るようになったと回答した。また、消費者は自身の財務状況に懸念を示しており、回答者の56%が支出を減らす傾向にあることが明らかになった。毎月の出費を抑えるために、回答者の79%が消費量を減らすことで節約を試みる傾向にある。
新型コロナウイルスは、消費者のオンラインショッピングへの移行を加速させた。回答者の42%がオンラインショッピングの頻度を増やし、49%が実店舗を訪れる頻度を減らしている結果となった。3月11日にWHOがパンデミック宣言を行い、3月後半から5月にかけてECの消費額は急速に成長した。
今回のレポートでは、主に以下の6つの示唆がポイントとして挙げられた。
・「社会的価値」が消費の鍵
・スマートフォンで何でも売れる時代へ
・ソーシャルメディアが、顧客接点の肝に
・コストパフォーマンスの重要性の高まり
・消費の中心は生活必需品にシフト
・カゴ落ちを防ぐクーポンやお得感の醸成が重要
詳しくはこちらのプレスリリースをご覧ください。
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