2020.12.03 5Gの推進、スマートシティ・スマートキャンパスの創造を目指し、NTTデータや近畿大学などが連携
株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)、学校法人近畿大学(以下、近畿大学)、日本電信電話株式会社(以下、NTT)、株式会社NTTドコモ(以下、NTTドコモ)、西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)の5者は、11月24日に連携協定を締結した。本連携は、5Gの実証実験ならびに高度な情報通信技術(ICT)を駆使した、スマートシティ・スマートキャンパスの創造および教育・研究、さらに地域社会の発展をめざす。
近畿大学はスマートキャンパスの実現に向け、これまで先進的なICTの取り組みを進めてきた。近畿大学の6つのキャンパスでは、計3万人以上の学生や職員が活動を行っているが、夜間や休暇期間にはほとんどキャンパス内に人がいない状況である。その環境を仮想の都市空間と捉え、実証実験の場として提供することによって、スマートキャンパス実現の促進に貢献する。
本連携において、それぞれの持つ人材や知識・教育・研究などの資源を活用し協力することで、近畿大学内での5Gの実証実験を通じてスマートシティ・スマートキャンパスの創造への取り組みを推進する。そして、本連携における取り組みの第一弾として、NTT・NTTドコモ・NTT西日本・NTTデータの持つ5GやIoTなどの先端技術を活用し、近畿大学の6キャンパスにて、以下の4つの取り組みを推進する。
▪近畿大学病院と、関連病院であるくしもと町立病院間で5Gを活用した高精細画像のリアルタイム送受信を行い、へき地での遠隔医療支援の実証実験を行う。 (NTTドコモ)
▪近畿大学水産研究所の生簀内に水中ドローンを設置し、完全養殖マグロの状態監視の実証実験を行う。 (NTTドコモ)
▪近畿大学の6キャンパス内で、全学生の同時接続を想定したWi-Fi環境整備やオンライン・オンデマンド講義の導入により教育現場のDXを推進する。 (NTT西日本)
▪近畿大学オリジナルのデジタル教材を制作支援・配信し、学校教育、リカレント教育のコンテンツ充実を推進する。 (NTT西日本)
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